「GW山行 鳳凰三山」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

GW山行 鳳凰三山」(2012/05/14 (月) 03:31:55) の最新版変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

お待たせ致しました! こちらGW山行、鳳凰隊の報告になります。 今回私たちのパーティはL小林純平の下で、現役部員のみで残雪期の南アルプス縦走に挑戦しました。 その名も「健児五人(こんでいごじん)夜叉神縦走物語feating.MGWV~男の中の漢、出てこいや!2012年男祭~」 山行名からして並々ならぬ気配が漂っておりました。 日程は5月3日朝~5月6日昼までの山中3日(3泊4日)です 初日に大雨の影響で夜叉神峠登山口までの道路が通行止めになり、タクシーでは途中の山の神(場所名)までしか行くことができませんでした。 そのため予定していたテン場である夜叉神峠小屋に日の入りまでに辿り着くことが難しくなり、安全性を優先して急遽夜叉神峠登山口にてビバークすることになりました。 それでも立川駅での集合時(午前8時の段階)では、登山口に辿り着くことすら危うい状況であったので、次の日からの行動を考えると登山口まで到達できたのは縦走でのピーク到達への可能性を残せたといえました。 夕飯に食ったカレーが超美味しくて、体力と気力、そして天気も回復してくれました。 食事など、個人山行のメリットをフルに活用するのも今回の山行の目的でした。 2日目、メインピークに全て到達するためにはこの日になんとしても南御室小屋まで辿り着かなくてはならず、起床時間を30分早めて5:00にテン場を出発しました。 幸いにも天候は回復していてメンバーが登りに強い健児五人だったこともあり、約1時間で本来のテン場である夜叉神峠小屋まで到着し、コースタイムを撒き続けたまま登りを駆け上がって無事に南御室小屋まで到着しました。 #ref(SANY0563.jpg)↑夜叉神峠小屋付近(AM:06:00) #ref(SANY0570.jpg) ↑南御室小屋(PM:13:00) 途中の杖立峠を越えたところあたりからアイスバーンが増えアイゼンワークとなりましたが、雪上技術訓練合宿と残雪八ヶ岳山行経験もあってそこまでコースタイムに支障が出なかったのがよかったです。ステップを踏むことで、確実に行動範囲が広がってきているのだと感じました。 3日目、ここまで我慢の山行でしたが、ついに解放されるピーク到達予定日です。 南御室から森林限界を超え、稜線に出たころには空も青空が広がっていてメンバーのテンションも最高潮に達していました。 #ref(SANY0576.jpg) #ref(SANY0585.jpg) 稜線上を歩くーワンダーフォーゲルを謳歌して、薬師岳、観音岳のピークで写真を撮りつつ休憩し(AM:07:00-AM:08:30)↓薬師岳ピークにて #ref(SANY0579.jpg) 深い残雪がある鳳凰小屋までの下り道を、アイゼン・ピッケルを駆使して歩きました。 #ref(SANY0598.jpg) アイゼンピッケルワークでコースタイムよりも時間がかかったものの、なんとか予定通り設定制限時間内に鳳凰小屋に到着して、そこから地蔵岳ピストン準備を完了しました。(この時点でAM:10:00) 出発してまもなく、樹林帯を超えてから山頂のオベリスクが見えたのですが、それからがまた遠い…。 残雪時の凄まじい急坂(1時間半で約400Mアップ)を耐え抜き、 #ref(SANY0604.jpg) やっと着いた時にはあたり一面青空が広がっていました。(AM:11:30) #ref(SN3S0715.jpg) 周りに広がる南アルプス、北アルプス、富士山がとても壮大で、優雅な景色として表れ、達成感がハンパなものではなかったです #ref(SANY0611.jpg) せっかくの個人山行なので、嗜好品を作ったり写真を撮ったりオベリスクに登ってみたりしながら1時間半ほどピークに滞在して、13時過ぎに出発しました。 ↓ピークでの幸せなひと時です #ref(SANY0621.jpg) 帰りは滑落停止の練習もできるくらいの雪道の坂を、滑り台のごとく滑って下山しました。 #ref(SANY0629.jpg) 45分かけて登った道を、僅か10分ちょっとで下れたのは奇跡的なスピードです。 この日鳳凰小屋に戻って1日休んだ後、空模様が怪しい中で最終日、ゴール地点である御座石温泉目指して出発しました。 案の定天気が崩れ、途中で落雷の被害に遭ったり、メンバーが足を怪我したりと危険な道のりでした。 それでもみんなで力を合わせて、コースタイムの1.5倍以上の時間をかけて御座石温泉に下山することができました。 #ref(SANY0639.jpg) ↑アクシデントに見舞われながらも予定通り行程をこなし下山した健児五人(AM:11:45) SLをやっていた自分は、この瞬間が、一番達成感を感じました。 おそらくLの主将も同じだったと思います。 帰りの打ち上げも最高でした。 本当に濃い、4日間を経験することができたGW山行でした。 ここまで支えてくれたみんなに「ありがとう」と言いたいです #ref(SN3S0713.jpg) 仲間たちと感じたこの空間を、これから先ずっと、忘れることはありません お疲れ様でした。
お待たせ致しました! こちらGW山行、鳳凰隊の報告になります。 今回私たちのパーティはL小林純平の下で、現役部員のみで残雪期の南アルプス縦走に挑戦しました。 その名も「健児五人(こんでいごじん)夜叉神縦走物語feating.MGWV~男の中の漢、出てこいや!2012年男祭~」 山行名からして並々ならぬ気配が漂っておりました。 日程は5月3日朝~5月6日昼までの山中3日(3泊4日)です 初日に大雨の影響で夜叉神峠登山口までの道路が通行止めになり、タクシーでは途中の山の神(場所名)までしか行くことができませんでした。 そのため予定していたテン場である夜叉神峠小屋に日の入りまでに辿り着くことが難しくなり、安全性を優先して急遽夜叉神峠登山口にてビバークすることになりました。 それでも立川駅での集合時(午前8時の段階)では、登山口に辿り着くことすら危うい状況であったので、次の日からの行動を考えると登山口まで到達できたのは縦走でのピーク到達への可能性を残せたといえました。 夕飯に食ったカレーが超美味しくて、体力と気力、そして天気も回復してくれました。 食事など、個人山行のメリットをフルに活用するのも今回の山行の目的でした。 2日目、メインピークに全て到達するためにはこの日になんとしても南御室小屋まで辿り着かなくてはならず、起床時間を30分早めて5:00にテン場を出発しました。 幸いにも天候は回復していてメンバーが登りに強い健児五人だったこともあり、約1時間で本来のテン場である夜叉神峠小屋まで到着し、コースタイムを撒き続けたまま登りを駆け上がって無事に南御室小屋まで到着しました。 #ref(SANY0563.jpg)↑夜叉神峠小屋付近(AM:06:00) #ref(SANY0570.jpg) ↑南御室小屋(PM:13:00) 途中の杖立峠を越えたところあたりからアイスバーンが増えアイゼンワークとなりましたが、雪上技術訓練合宿と残雪八ヶ岳山行経験もあってそこまでコースタイムに支障が出なかったのがよかったです。ステップを踏むことで、確実に行動範囲が広がってきているのだと感じました。 3日目、ここまで我慢の山行でしたが、ついに解放されるピーク到達予定日です。 南御室から森林限界を超え、稜線に出たころには青空が広がっていてメンバーのテンションも最高潮に達していました。 #ref(SANY0576.jpg) #ref(SANY0585.jpg) 稜線上を歩くーワンダーフォーゲルを謳歌して、薬師岳、観音岳のピークで写真を撮りつつ休憩し(AM:07:00-AM:08:30)↓薬師岳ピークにて #ref(SANY0579.jpg) 深い残雪がある鳳凰小屋までの下り道を、アイゼン・ピッケルを駆使して歩きました。 #ref(SANY0598.jpg) アイゼンピッケルワークでコースタイムよりも時間がかかったものの、なんとか予定通り設定制限時間内に鳳凰小屋に到着して、そこから地蔵岳ピストン準備を完了しました。(この時点でAM:10:00) 出発してまもなく、樹林帯を超えてから山頂のオベリスクが見えたのですが、それからがまた遠い…。 残雪時の凄まじい急坂(1時間半で約400Mアップ)を耐え抜き、 #ref(SANY0604.jpg) やっと着いた時にはあたり一面青空が広がっていました。(AM:11:30) #ref(SN3S0715.jpg) 周りに広がる南アルプス、北アルプス、富士山がとても壮大で、優雅な景色として表れ、達成感がハンパなものではなかったです #ref(SANY0611.jpg) せっかくの個人山行なので、嗜好品を作ったり写真を撮ったりオベリスクに登ってみたりしながら1時間半ほどピークに滞在して、13時過ぎに出発しました。 ↓ピークでの幸せなひと時です #ref(SANY0621.jpg) 帰りは滑落停止の練習もできるくらいの雪道の坂を、滑り台のごとく滑って下山しました。 #ref(SANY0629.jpg) 45分かけて登った道を、僅か10分ちょっとで下れたのは奇跡的なスピードです。 この日鳳凰小屋に戻って1日休んだ後、空模様が怪しい中で最終日、ゴール地点である御座石温泉目指して出発しました。 案の定天気が崩れ、途中で落雷の被害に遭ったり、メンバーが足を怪我したりと危険な道のりでした。 それでもみんなで力を合わせて、コースタイムの1.5倍以上の時間をかけて御座石温泉に下山することができました。 #ref(SANY0639.jpg) ↑アクシデントに見舞われながらも予定通り行程をこなし下山した健児五人(AM:11:45) SLをやっていた自分は、この瞬間が、一番達成感を感じました。 おそらくLの主将も同じだったと思います。 帰りの打ち上げも最高でした。 本当に濃い、4日間を経験することができたGW山行でした。 ここまで支えてくれたみんなに「ありがとう」と言いたいです #ref(SN3S0713.jpg) 仲間たちと感じたこの時空間を、これから先ずっと忘れることはありません お疲れ様でした。

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示: