市民によって著され出版された、自身の戦争体験機は、自治体の図書館などにかなりの数が収蔵されているはずだが、広く知られることもなく埋もれているのではないか。
貴重な実体験記を棚の肥やしにするなんて、もったいない!
ということで、筑波大助教授(歴史社会学)の野上元さんが発案した、
『関心のある人が知識を出し合ってネット上で共同編集する方式の百科事典』ウィキペディアと同様の仕組みで、立ち寄ったネット利用者が自発的に書き加えていく『戦争体験記検索索引』ページ案に、NPO法人「日本自費出版ネットワーク」(*1)が賛同、実現に向け協力する事になったそうで。
(*1)各地の出版、印刷、製本業者約120社が加盟する特定非営利活動法人
現在、『戦争体験記検索索引』ページに登録する予定の項目は、戦争体験記1冊ごとに
- 体験記の本の概要
- 所蔵場所
- 読後の感想を書く込んでもらうコーナー(読後感想を書くコメント欄)
「体験記本名『凸凹村の暑い夏』、所蔵場所『○○市△△図書館』、コメント『山深い寒村にも終戦食膳には‥(以下略)』
といった形で、記載していくものと思われます。
ただ、実現の為には、解決しなければならない問題も。
- 戦争体験記の著者(もしくは権利を継承する遺族)の著作権が、まだ期間満了していないことがあり、検索索引ページへの掲載許諾が必要か否かが不明確。一般公開を意図していない戦争体験記というのもあるかもしれない。
- 無秩序な書き込みや争い勃発で検索索引ページが荒廃しないよう管理する役が必要だが、誰が役を遂行するか。
- そもそも登録対象とする戦争体験記は、いつの年代・場所の体験か?(戊辰戦争も可?)
- どのような立場の人物が書いた戦争体験記を登録対象とするか?(対象設定によって、戦勝体験記の集まりにも、一般市民や被災民の体験記の集まりにもなる)
- 筆者自身の実体験ではない戦記本の排除判定(ゲーム世界での体験は却下)
- 検索索引ページの運営設備や費用はどこから捻出?
解決には時間が掛かるようで、検索索引ページの運用開始時期はまだ決まっていないそうです。
[使用情報元:『中国新聞』2006年8月18日付朝刊
“語り継ぐ 戦争・平和 3 体験記データ化 ネットで共同編集へ 埋もれた出版物に光”
○ この記事もwikiの一つで書かれています // もののけ ○
[profile:Denpa-Teppeki_wiki-index_Senki-Bokks]
- 「もののけ特殊部隊奮戦記」索引登録してもらえない。 -- westwind (2006-08-21 16:09:54)
- 「もののけ特殊部隊奮戦記」は索引登録してもらえない。
・・・と書き間違えちゃった。 -- (westwind) 2006-08-21 16:16:33
とログ切り替えて再度書き込み。 -- (westwind) 2006-08-21 16:50:44
- でも書けるのかな?
#実は管理人 -- (七誌) 2006-08-21 16:54:34
- ぼくは、公開PROXYじゃないもーん
実は管理人の行なったテスト -- (もちもち(偽)) 2006-08-28 20:18:24
- なんか知らないけど、狩り出されちゃった・・・あーねむ -- (WenWen) 2006-08-28 22:33:30
※解決しなければいけない問題に「どのような立場で書かれた体験記か?」を追加(WenWen;2006/08/20 03:03)
※コメント記入用の欄を追加する実験(westwind;2006/08/21 16:07)
最終更新:2006年08月21日 16:47