2人はナーバス!

『2人はナーバス!』は漫画『SKET DANCE』に登場する架空のアニメ作品。

概要

女児向けのアニメ作品だが設定はヒーロー物に近く、そのアクションシーンのクオリティの高さが評判を呼び、幅広い層に受け入れられた傑作。主人公のマリッジ・ブルーとマタニティ・ブルーによる変身前に繰り広げられるドラマパートが全体の九割を占めていることでも話題になった。
従来の同ジャンル作品と大きく異なり、主人公二人の心の葛藤を描いた昼ドラシーンをメインとし、本来この手の作品のメインテーマである恋愛の要素を抑える(特にこの作品においては主人公二人の恋愛は「婚約」や「結婚」という形ですでに成就している)やり方はこの分野にとって、新機軸とも言える画期的手法であった。
そして主役二人の女性のイメージカラーを女児に人気の「桃」や「黄」にせず、「青」にしたことも斬新な試みである。
放送時間はゴールデンタイムの午後7時。OPは見てるだけでナーバスになる。

ストーリー

主人公であるマリッジ・ブルーとマタニティ・ブルーの二人がそれぞれ不安を抱えながらも最後に怪人を倒す。

登場人物

  • マリッジ・ブルー
この作品の主人公の一人で、性格は暗く悲観的。髪型はツインテール。彼氏と婚約し、結婚式を間近に控える中で「マリッジ・ブルー」に陥ってナーバスになっている。決め台詞は「2人はナーバス!!」
  • マタニティ・ブルー
この作品の主人公の一人で、性格は暗く悲観的。髪型はポニーテール。既婚。夫や姑には全く不満がなく幸せだが、初めての出産を間近に控える中で「マタニティ・ブルー」に陥りナーバスになっている。決め台詞は「2人はナーバス!!」

アイテム

  • アルティメットフォーム
マリッジ・ブルーとマタニティ・ブルーが変身した後の衣装。

エピソード

「つぶやき合戦 イン オープンカフェ」…第3話の名シーン。マリッジ・ブルーが婚約の後に感じ始めた言い知れぬ不安感をマタニティ・ブルーに告白する。
「気分はグレー!ゆううつなバースデー☆」
「独白」…マタニティ・ブルーが出産前の心境を赤裸々に吐露する。
「自分探し?アンニュイ陶芸教室」
「空は快晴!気持ちはレイニーデイ」
「伏せ目のアップシーン」…第6話の名シーン。ハイライトの入り方が特徴的だったらしい。スイッチいわく「作監と演出の化学反応によって生まれた奇跡の名シーン」。

名台詞

マリッジ・ブルー「彼のプロポーズは素直に嬉しかったよ 今は式場も決めて招待状を作ったりしてる クスッ 彼ったらね 貸し衣装を選ぶ時興奮しちゃって大変だったのよ でも… そうやって具体的に事が進んでいくと 時々思ったりするんだ… 本当にこの人と結婚していいのかなって」
マタニティ・ブルー「私は今胸を張って幸せだと言える 夫や姑にも不満はない しかし私の中に宿っている命がその重さを増す毎に私の漠然としたこの思いも次第に重くなっていくのだ 私にこの子を育てる事が出来るのだろうかと」

主題歌

  • OP
ナーバスナーバス ナーバスナーバス ナーバスナーバス
ナーバスナーバスナーバス
ナーバス!ナーバス!
ナーバス もうナーバス

チャラッチャチャラッチャラッチャー
チャラスラッチャチャラッチャラッチャーチャー

ナーバスナーバスナーバス

グッズ

  • アルティメットフォーム限定フィギュア
マリッジ・ブルーとマタニティ・ブルーのアルティメットフォーム限定フィギュア。入手困難で、ファンにとってはヨダレが出るほど欲しい一品。
  • DVDボックス初回限定生産版
特典映像として声優インタビューが収録されている。

スタッフ

  • 末益荒志(すえますあらし)
人気少女アニメ「ナーバスシリーズ」の監督。

シリーズ

  • 「2人はナーバス!」
  • 「No!ナーバス5」…名台詞は「ご…5人共!?もう!みんなどんだけ悩み抱えてんのよ!!」

参考文献

『SKET DANCE』第3話「焼却炉の幽霊」…『SKET DANCE』単行本1巻収録
『SKET DANCE』第20話「モモカ声優志願」…週刊少年ジャンプ2008年1号収録
『SKET DANCE』第21話「内田をプロデュース」…週刊少年ジャンプ2008年2号収録

外部リンク

最終更新:2007年12月11日 19:03