こんな夢を見た。 > HaTa

こんなゆめをみた【登録タグ:2015年 HaTa VOCALOID こ 初音ミク 曲 曲か 檀上大空 殿堂入り 淳】

作詞：HaTa
作曲：HaTa
編曲：HaTa
唄：初音ミク

曲紹介

• コンピレーションCD『夢の八番地』収録曲。
• 「こんな夢を見た。」
  夏目漱石『夢十夜』（作者ブログより）
• イラスト：檀上大空
• リードギター：淳

歌詞

（PIAPROより転載）

淡い淡い海鳴りの底、群立つイルカの呼気さながらに
溶けた瑠璃色の泪、視界が滲む
爛漫敷き詰めた青と青、世界は止め処もなく美しく
頓(とみ)に永久(とわ)に満ち満ちて居場所をなくした

言葉少なな睡余の街、妙ちきりんな言問(こととい)繰り返し
今日も亦、惑うばかり彼(か)は誰(たれ)の空
薄明果てしない白と青、世界は当て所もなく輝いて
遠(おち)に近(こち)に沁み渡り夜の声を隠した

君に聞いて欲しい言葉より、言いたくない言葉が募っていく

夢む風景、幾許かの想いをすべて飲み込んだ
間違いばっかの優しい世界焦がれてしまったんだ
微睡む背景、透明な駅の中独り夜汽車を待つ
何時何時までも延々待てど来るはずもないのにな

紅い紅い林檎の爆弾、足枷の象の歩みにさながらに
妙に間延びした針の音が響く
冬ざれの庭に来鳴く鳥、林檎を啄(ついば)んでは持ち去って
今日も亦(また)、爆ぜる音で目が覚め夢が閉じた

いつもそうさ壊れそうなものばかり好きになってしまう僕だ

夢む風景、がなり立てる景色が赤に染まっていた
ひどく綺麗だなんて僕は思ってしまったんだ
微睡む背景、水煙縷々(るる)と舞う最果ての停車場で
何時何時までも努々(ゆめゆめ)忘れぬようにと願うんだ

荒ぶ風の滲む声、海に溶けて漣(さざなみ)となれ
寄せて返す時を止めて、儘よ、儘よこのまま眠ろうか

夢む風景、幾許かの想いをすべて飲み込んだ
間違いばっかの優しい世界焦がれてしまったんだ
微睡む背景、透明な駅の中独り夜汽車を待つ
何時何時までも延々待てど来るはずもないのにな

コメント

• すごい綺麗で素敵です -- ふじこ (2015-12-14 14:12:14)
• 大好きな曲。もっと知ってもらいたい反面、このままひっそりと楽しんでいたい気持ちもある -- 名無しさん (2016-01-15 20:40:03)
• 曲の歌詞が詩のようでとても、素敵です。 -- 名無しさん (2016-02-03 19:59:20)
• 最初の目覚ましの音がいい -- 名無しさん (2016-03-26 11:25:34)
• 歌詞も曲も綺麗。本当に大好きな曲です。 -- 灰色な名無しさん (2016-06-15 20:29:06)
• こう言う夢を見たって言うのを歌にしてるのが面白いしめっちゃ良い曲ですね♪ -- 湊と小湊 (2016-10-10 16:12:20)
• いい曲ですね -- 人 (2017-03-15 11:50:52)
• とてもいい曲です。 -- 龍花 (2019-11-15 23:33:37)