困ったときのFAQ

  • この項ではメカニカルトラブルや一般的なFAQ等を扱っていきたいと思います。

フロントブレーキホースの取り回しについて。

フロントブレーキホースの取り回しは大別して三種類あります。

1 純正方式(Tri-Pieces) (マスターシリンダーから途中のT字型バンジョーボルトまでシングルホース接続し、そこから2本あるホースを各々のキャリパーに接続する方式)

2 マスター二本出し (マスターシリンダーからホースを二本出し、各々を右側・左側キャリパーへ接続する方式)

3 S字タイプ (マスターシリンダーから右側キャリパーにホースをシングル接続し、そこからもう一本のホースを左キャリパーへとU字分岐させる方式)

(これらは社外品のメッシュホースなどに交換する際の参考にしてください)

●各々には微少ながらメリットデメリットがありますので、分かる範囲で書き足していこうと思います。
(ブレーキホース長を最適な長さで取り付けた場合を想定しています)

1 純正方式(Tri-Pieces) 目立ったメリットデメリットも無いのですが、理論上では、Sタイプに比べ、ダイレクト感が薄れます。

2 マスター二本出し 社外品のホースに多い形式です。ブレーキホース長が長くなりますので、理論上は3タイプの中で一番ダイレクト感が薄れます。

3 S字タイプ ブレーキホース長が三種類の中で一番短くなるタイプですので、ダイレクト感が一番あります。但し、U字分岐の部分を適切な長さにしないと
フロントフォークフルボトム時にブレーキホースと干渉する可能性があります。

注記1、上記三種類の取り回しによって、ブレーキタッチのダイレクト感が理論上は変わりますが、普段乗る分にはさほど変わらないでしょう。
ちなみに管理人は上記三種類の取り回しを比べましたが、どれも変わりませんでした。レースをやったりしている人なら違いを感じられるのかも知れません。

バンジョーアダプター、バンジョーボルト及びホースの考察

バンジョーアダプター及びバンジョーボルトにはステンレス素材、アルミ素材がありますが機能的な部分では違いがありません。

但し、アルミ素材は硬度がステンレスに比べて柔らかいので、適切に取り付けなければクラックが発生したりします。

アルミ素材とステンレスのアダプター・ボルトのメリットデメリットを以下に纏めてみます。

アルミの場合は規定トルクをオーバーすると、クラックが発生して、最悪の場合はブレーキフルードが漏れる可能性があります。
メッキ処理をしていない場合では、長期に亘って使っていると、白錆が発生してしまいます。メリットとしては軽くて安いことがあります。

ステンレスの場合はアルミの場合と対照的に、よほどのオーバートルクで無い限り、クラックは発生しないこと、錆づらいことがあります。
デメリットとしてはちょっと高価で重い事です。

(どちらの素材もトルクレンチを使い、適正なトルクで締めるのが安全でしょう)

管理人としては多少高価でも、ステンレス素材をお勧めします。

社外品のホースの種類ではアルミメッシュ・ステンメッシュが市販品としてよく知られています。

バイク用に関してはさほど大きな違いがありませんが、理論上ではステンメッシュの方が素材自体が硬い事もあり、タッチはよりダイレクトになります。
(メッシュの巻き方によっても硬さが変わってきますので一概には言えませんが、同じ巻き方で比べた場合の比較です)



何か間違っている箇所がありましたら、指摘していただけると幸いです。

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最終更新:2008年04月22日 22:00
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