FFDQバトルロワイアル3rd資料編@wiki 335話


※上記の広告は60日以上更新のないWIKIに表示されています。更新することで広告が下部へ移動します。

第335話:偶然の賜物


遂にセージ達は、無事にここ浮遊大陸へと辿り着くことができた。
アリアハンでは何回かの死闘を演じ、そうして辿り着いた新たな地。
幸運にも平和そうなカズスの街に降り立った彼らは喜ぶべきであった。
だが。

「なんでビアンカさんがいない!?くそっ!」
「多分旅の扉の中ではぐれたんじゃ……」
「けど、今までにそんな報告があったと思うかい?」
「無い……よね」

だが、そこにビアンカの姿が無かった。
どうやら浮遊大陸へと到着する前にどこか別の場所へ飛ばされたらしい。
明らかに不安を隠せない表情のタバサ。そして余裕を奪われたセージ。
2人は必死にビアンカを探し、街を右往左往していた。

「結局見つからなかったか……この街にいないって事は…完全に遠くに飛ばされたようだねぇ……」
「どうしよう…ねぇ、どうしようお兄さん!」
「大丈夫、絶対見つける!……でも、どこに目星をつければ……」

そう言いながらセージは地図を睨んでいた。
と、急に動きを止めるセージ。どうやら、目星がついたらしい。

「どうしたの…?」
「見てみなよ、ここに城がある」
「お城…本当。ここから北西ね。それがどうしたの?そこに行くの?」
「ああ、大きい建造物には人が集まる。もしかしたらビアンカさんも行くかもしれない」
「お母さんがどう考えて行動するかがわからないけど……でも、もしかしたら……」
「ああ、そういう事さ。それにもしも入り組んだ城なら潜伏しやすい部分もある」

そこまで言うと、セージは地図を片付け街を出ようと歩き出した。
そしてそれをタバサも追う。

「あ、お兄さん」
「何?」
「これ、さっき民家にお邪魔した時に失敬してきたの。私とお兄さんの分」
「失敬してきたって…こんなナイフを?あはは、抜け目ないなぁ……」

そう言いながら支給品袋にナイフをしまい込む2人。
だがまともな武器が無い2人には有難い代物だった。

「まぁとにかく…冷静に行動だ。さぁ、また歩くよ」
「大丈夫。それでお母さんに会えるかもしれないなら……!」

そして2人はまずは北方向へ歩き出す。
奇しくも、またこのゲームの始まりの時のように、2人の旅が始まった。


―――――そして一方、ここはサスーン城。
そこになんと、本当にビアンカはいた。
だがこれはセージの勘が当たったわけではない。偶然彼女が城に飛ばされただけなのだ。

「ここは…どうやら城のようね……」

辺りを警戒しながら通路を歩くビアンカ。
そしてすぐに部屋を見つけた。だが警戒を解くのも忘れない。

ふと、その部屋に何者かの気配があることに気が付いた。
敵か味方かわからない。そしてリスクは高い。

ビアンカは覚悟を決めた。
掌に魔力を集中させる。警戒も一層強める。
そして、部屋へと素早く侵入した。

「何者だ!」

そして、そのビアンカの動きに敏感に気が付いた気配の主が問う。
ビアンカはそのまま問いに答えようとしたが。

「…………貴女は……」
「も、もしかして……」

相手の姿を確認し、気づいてしまった。
そう、その相手は間違いなく、

「ギルダー!?」

そう、ギルダーだった。


「成程……一人別の場所に飛ばされてしまったのか……」
「ええ、セージさんとタバサと一緒に扉に入ったのに…おかしな話なのよね」
「しかしまた…貴女と行動を別にしてすぐに再会するとは思わなかったな」

数分後、ビアンカから事情を聞いた彼はそう言うと溜息をついた。
正直これからどうすればいいのかが思い浮かばない。
一人で行動するのであれば、多少リスクが高くても覚悟さえあればどうにでもなる。
だがこうして同行する人間がいると話がは別だ。

「ビアンカさん、とりあえずこうなってしまっては仕方が無い。少しこの部屋で潜伏しよう」
「ええ、わかったわ。実はかなり不安だし……ね」

そしてギルダーは、静かにこれからの方針を考え始めた。

【セージ 所持品:ハリセン ナイフ
 第一行動方針:サスーン城へ行く 基本行動方針:タバサの家族を探す】
【タバサ 所持品:ストロスの杖 キノコ図鑑 悟りの書 ナイフ 
 第一行動方針:セージと共に行動する 基本行動方針:同上】
【現在位置:カズスの街付近→北へ】

【ギルダー 所持品:ライトブリンガー 手榴弾×2 ミスリルボウ
 第一行動方針:ビアンカと共に潜伏 第二行動方針:サックス、エリアとの再会
 基本行動方針:自分が殺した人の仲間が敵討ちに来たら、殺される】
【ビアンカ 所持品:ファイアビュート 雷の指輪
 第一行動方針:ギルダーと共に潜伏 基本行動方針:家族を探す】
【現在位置:サスーン城東棟 サラの寝室】