FFDQバトルロワイアル3rd資料編@wiki 76話

※上記の広告は60日以上更新のないWIKIに表示されています。更新することで広告が下部へ移動します。

第76話:尋ね人


とん、とん、とん。
突然の足音にパウロはギョッとして身をすくめた。誰かが部屋に
入ってきたようだ。
足音の主ーロックを探しにきたセリスだったのだがー彼女は入ってすぐに、
人の気配に気づいた。しかし、姿は見えない。
「誰かいるの?」
誰かいる事を承知で、セリスは気配の主に呼びかけた。
もとより彼女はゲームに乗る気は無い。だがベッドの下に隠れている
パウロには、声の主が若い女性であるということしかわからない。
(出て行ったら殺されるのかも)
そう思うと背中を冷や汗が伝う。パウロはますます体をすくめた。
…それから五分。
その間セリスは見えざる気配の主に呼びかけ続け、パウロは相変わらず
ベッドの下ですくんだまま。
いいかげん苛立ってきたセリスの一言が、状況に決定的な変化をもたらした。

「いい加減にしなさい!もし戦う気でいるなら、容赦しないわよ!」
怯えきっていたパウロの精神は、
「もし戦う気でいるなら」
をすっ飛ばして、
「容赦しない」
という言葉をしか認識しなかった。完全なパニックに陥ったパウロはー
「う、うわぁぁぁぁっ!」
雄叫びを上げてベッドの下から飛び出すと、セリスに向かって突進した!
「!?」
驚いたセリスは反射的に持っていた樫の杖で、パウロの側頭部を
したたかにひっぱたいた。勿論パウロは失神。床に伸びてしまった。
「あらら…やりすぎたかしら」
涙と鼻水でぐちゃぐちゃになったパウロの顔を見て、セリスは苦笑をもらす。
「よっぽど怖かったのね…よいしょっと!」
パウロをベッドに寝かせたセリスは、彼の頭に出来た大きなコブを
冷やすため、水とタオルを探した。

【パウロ(気絶)所持品:破壊の剣 
 行動方針:ロランとムースを探す。】
【現在位置:アリアハン城下町東側の民家二階、ベッドの上】

【セリス 所持品:樫の杖 シャナクの巻物
 第一行動方針:パウロを介抱する 第二行動方針:ロックを探す】
【現在位置:アリアハン城下町東側の民家二階】