322話

第322話:勇者の素質


「ふむ…そろそろ時間ですかな」
空に浮かぶ太陽の位置を見てパパスが言った。
「結局、互いに息子には会えずじまいでしたな」
「なぁに、アレはそう簡単にくたばるような奴ではでないですし、パパス殿の息子も必ず生きている」
「ウム、そうですな」
そう、アルスはそう簡単に死ぬような器ではない。
近所の婦人に抱かれ、その胸に顔を埋めるのが好きな、少し将来が心配になる息子だったが。
アルスは自分よりも、誰よりも勇者としての素質がある。そう確信していた。
幼くても理不尽を許さず、やさしさを持っていたアルス。
魔法と剣の才能の片鱗も見えた。
そして、神龍の力により蘇り見た。
大きく育ったアルスは、間違いなく立派な勇者に育っていた。
…まあ、少しスケベではあるが。

「行きましょうパパス殿、生きていれば必ず会えますとも」
その言葉にパパスはうなずき、二人は旅の扉に向かっていった。

【オルテガ 所持品:ミスリルアクス 覆面&マント
 第一行動方針:新フィールドへ 第二行動方針:アルスを探す
 最終行動方針:ゲームの破壊】
【パパス 所持品:パパスの剣 ルビーの腕輪
 第一行動方針:新フィールドへ 第二行動方針:仲間を探す
 最終行動方針:ゲームの破壊】
【現在位置:新フィールドへ】

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最終更新:2008年02月17日 22:36
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