{ラド(rad)は、
GURPSにおいて、
放射線によ被爆量を表す単位。
一般的には、放射線を吸収した量を表す吸収線量を意味する単位であり、今では、
ラドの代わりに
グレイ(Gy)が使われているが、
GURPSではラドで表現し、ラド数に応じて
キャラクターが受ける被害や判定方法が変わってくる。
また、福島第一原子力発電所事故で話題になった、
放射線が人体や物質に照射したときの線量当量を表す
シーベルト(Sv)との関係は、
Sv = 放射線荷重係数 × グレイ
で表される。放射線荷重係数は、アルファ線が20、X線、ベータ線、ガンマ線が1である。
よって、1ラドのベータ線、ガンマ線を
キャラクターが浴びると 1ラド = 0.01Gyより、 0.01Sv = 10mSv被爆したことになる。
これが1ラドのアルファ線の場合、そのキャラクターは、 20× 0.01 Sv = 0.2Sv = 200mSvも被爆したことになる。
GURPSでは、この放射線荷重係数によるキャラクターへの被爆量の違いを、防護徐数(PF)という値の変化で表現している。
この防護徐数は鉛、水、コンクリートの壁等によって変化し、アルファ線やベータ線等の違いによっても変化する。
関連項目
外部リンク
- Wikipedia
- 放射線- アルファ線、ベータ線、ガンマ線、X線等のこと。広義には中性子線も含まれる
- 放射能- 放射線を出す能力のこと。よく放射性物質や放射線と間違えられる
- 放射性物質- 放射線を出す物質(放射性同位体)
- 放射性同位体- 陽子の数と中性子の数が一致していない不安定な元素のこと
- ラド- かつて使われていた吸収線量の単位。現在はグレイを使う
- グレイ_(単位) - 吸収線量の単位
- シーベルト- 線量当量の単位
最終更新:2011年04月07日 00:18