心臓のケロイド

しんぞうのけろいど【登録タグ: peakedyellow 歌愛ユキ 結月ゆかり

作詞:peakedyellow
作曲:peakedyellow
編曲:peakedyellow
唄:歌愛ユキ、結月ゆかり

曲紹介

  • 野坂昭如「死児を育てる」(新潮文庫・「アメリカひじき・火垂るの墓」収録)を参考にしている。
  • 作者本人による「歌ってみた」はこちら

歌詞

(動画より書き起こし)

穴だらけのボロアパートで女は虫の息
顔の上を這ううじを払う気力は無い
記憶の中の少女は 花も恥らう年頃
引き連れ歩く影 今じゃ名前も知りはしない

空に黒い影は飛行機 燃え落ちる我が家と
火葬場の町を駆けた その影をおぶって
穴の奥で丸まり 炎をやり過ごしている
一人ではしゃぐ影の頭を優しくなでて

包帯ミイラの母はやがて焼き捨てられ
音信不通の父の血をたどり歩いた
命と引き換えにし 与えられた小屋では
何も言わない影を悲しい顔であやした

「あの日の焼夷弾はきっと身体の中に落ちて、
それから、たぶん、あたしの身体を焼き尽くしていったの。」

やつれた細い腕 頭に毛じらみ
赤く腫れた飢えと眼で 何時しか独り占め
壊れたラジオのように母の名を呼ぶばかり
咽び泣き 止むまで 頭を殴り続けた

やがて真夏の午後に 敗戦を告げ
終わりに沸き立つ声をぼんやり聞いていた
最早何も言わずに 母の事も呼ばずに
冷たく横たわる 幼い妹の顔

「あんたのせいじゃないのよ。って大人は冷たく言う
それから、ずっとあたしは、脅え許しを請うていたの。」

穴だらけのボロアパートで 醜い色の肌
「ごめんなさい。」と呻いて 隙間風のように

コメント

  • いいね! -- 名無しさん (2014-05-21 21:13:51)
  • 追加乙 -- 名無しさん (2014-05-21 21:23:42)
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