義諧謔とアネモネの少女

ぎかいぎゃくとあねもねのしょうじょ【登録タグ: うだゆ 初音ミク

作詞:うだゆ
作曲:うだゆ
編曲:うだゆ
唄:初音ミク(Dark)

曲紹介

昨日見たアトランティスと あなたの義諧謔を知る
  • うだゆ氏 のボカロデビュー作。
  • タイトルになっている「諧謔」とは「冗談」と同じ意味。

歌詞

かじかんだ指先 こぼれ落ちる雪

色褪せた街に眠った
ヌーメノンを探していたのは
物憂げな瞳の
アネモネを胸に抱く少女

あなたの口ずさむ歌が
まだ しじまにこだまするから
私は偽りの天使に祈りを捧げよう

夜の波に揺られながらも
灯火を消してしまわぬように
この手にそっと 刻印された
私に絡みつく虚構を愛でた

遠く散る記憶を かき集めて 嗚呼
冷え切ったこの檻に 空を紡いでほしい
許しのない世界にたったひとつ安ぎが
あったなら

「生きることなど無意味だ」と
優しく微笑んだ天使の
重ねた唇の隙間から漏れ出す呼吸は

暗い海に独り浮かぶ私の
方舟となっては
柔らかなその手で
救い出されたような気がした

遠く散る記憶を かき集めて 嗚呼
もう一度この檻に 夢を描いてほしい
意味のない人生に たったひとつ安らぎが
あったなら

色褪せた街に目覚めて
手にした深紅のゼラニウムで
昨日見たアトランティスと
あなたの義諧謔(ぎかいぎゃく)を知る

何かを
求めて堕りた この場所
ふたり泳いだ 人だかり
未来を願う シニフィエ
今ここに残響する

踏み出した一歩は
廃墟に溶けて散る
全てが逆さまになる
微笑んだ天使はどこにも
いない

舞い落ちる雪たち
かじかんだ指先
こぼれ落ちる涙
虚しい死の踊り
あの日のあなたの予言
悲しみに沈みゆくから

色褪せた街に眠った
ヌーメノンを探していたのは
物憂げな瞳の
アネモネを胸に抱く少女

あなたがそっと 私にくれた
真実の果実を噛み締めて
この手にそっと 刻印された
私に絡みつく虚像を愛でた

遠く散る記憶を かき集めて 嗚呼
冷え切ったこの檻に もう一度愛の夢を
許しのない世界にあなたがいた奇跡を
忘れたくはないから

「饒舌な悟性のお伽話だ」と
微笑んだあなたという天使を懐い出して
あまりにも長すぎる苦痛と孤独の道へ
踏み出そう

アネモネを胸に抱きながら……

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