曲紹介
今日も死ぬかわりにうたっている
歌詞
まだ、降り続く雨に痛んだ傷痕なぞり遊び
溜息がくゆるくちに舐めていた飴玉慣れた味覚
ねえいつ終わるの、夢なら蝶は目覚めた、春
かろく飛んで舞いたつ翅に揺れた
しがみつく生をほどき、ひらり
獄底へ堕つ
溢れだす赤は何を変えてくれるだろう
滲んだ視界の先、ついえた明日の影
切り取るいのちの散花、ひとひらを乞いて
然様なら流れていく雨音と
まだ、涙の理由さえ知らずに疵つく硝子の片
咲かずとも花は朽ちてむせついた死臭を肌に刺して
ねえいつ終わるの、夢なら蝶は目覚めた、春
かすめとられ舞い散る翅にふれた
這いずった生のにおい、くらり
天を仰げば、
青すぎる空は誰を抱いてくれるだろう
見上げた視線の先、雲うつる昨の影
崩折るるいのちの散花、ひとひらの声は
小夜にはけぶりたつ雨に消え
白霞む雨はやがて秘密をなぞって
溢れだす赤は何も変えられないけれど
滲んだ視界の先、ついえた明日の影
切り取るいのちの散花、ひとひらを乞いて
さようなら流れていく雨音と
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最終更新:2023年12月12日 12:36