感情を持つということ。

かんじょうをもつということ【登録タグ:2016年 Haniwa VOCALOID VOICEROID 初音ミク 結月ゆかり
作詞:Haniwa
作曲:Haniwa
編曲:Haniwa
唄:結月ゆかり、初音ミク

曲紹介

  • Haniwa氏の24作目。

歌詞

人間の感情を恐れる。
水に慄く猫のように。
狐を被って誤魔化した。
毛色の悪いその仮面は、
きっと誰にも馬れないでしょう。
犬が吠える。
犬が吠える。
それは怖がっている。
太陽が落ちることを。
終わってしまうことを。

優しい匂いのする言葉も、
群れを離れれば嘘を吐く。
孤独を恐れて饅頭になる。
その餡は感情を隠す。
皆、毒を盛っている。
哀しい独を喰わせあう。

あなたは考えずにいることが出来ない。
消したくて仕方がない。
潰したくて仕様がない。
それでもよいこでありたい。
だから、そっと、蹴るんだね。

まるで小説のように、
感情は醜い子供と一緒に遊ぶ。
泥塗れになって、
夕焼けと、血が滲むまで赤く暴れる。
それを見ている。
「それ」を見ている。
いつになったら眠るのだろうと、
私は、それを見つめている。
時計は疾うに止まっていたが、
私は、それを見つめている。

いつかあなたは望まなくなる。
そのときが、
さよなら。

人間の感情を恐れる。
水に慄く猫のように。
狐を被って誤魔化した。
毛色の悪いその仮面は、
きっと誰にも馬れないでしょう。
犬が吠える。
犬が吠える。
それは怖がっている!
知りたくない明日のことを。
聴きたくない感情を。
私は。
誰かが転ぶのを見て、
大笑いするんだ。
大笑いするんだ。


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最終更新:2023年12月12日 19:15