北斗琉拳

漫画「北斗の拳」における拳法の一つ。「ほくと りゅうけん」と読む。アニメ版では続編となる「北斗の拳2」から登場。
魔王の部下が操る「暗琉天破」「暗琉霏破」「白羅滅精」は、この流派の技が元ネタ。

正式な名称は「北斗劉家拳」(ほくとりゅうかけん)。北斗三家拳の一つであり、
兄弟作である「蒼天の拳」ではこの名称で登場する。
「北斗琉拳」としての名前の由来は劉家拳の「劉」と光輝く玉を意味する「琉」をかけたものである。

その極意は「魔闘気」と呼ばれる暗黒の闘気で歪曲した空間を作りあげ、
敵に自分の位置(足場)を把握させず、技の使用を困難にさせることにある。
また人体の急所といわれる経絡破孔*1を突き、身体を内部から破壊することも可能である。

主な使用者はカイオウ、ヒョウ、ハン(北斗の拳)、劉宗武(蒼天の拳)など。

ニコニコRPGでは主に魔王やその直属の幹部、ケノンデーモン等の「魔族」と呼ばれる者達が使用する。

暗琉天破(あんりゅうてんは)

ニコニコRPGでは、威力自体はそれほどでもないのだが、状態異常として行動不能が付いている全体攻撃。
運が悪いとずっと俺のターンにされかねない要注意技。

原作では魔闘気によって暗黒の無重力空間を作り出し、それによって自らの位置を隠すと同時に相手の動きを止め、
そこを打撃技や後述する暗琉霏破などでメッタ打ちにするという北斗琉拳の奥義のひとつである。行動不能はここから来ているものと思われる。
ただし有効範囲は狭く、常にすばやく移動し続けていれば回避は可能である。

アニメ版2期34話にて、ボス敵の羅将ヒョウが暗琉天破で襲い掛かるシーン。6:40~

暗琉霏破(あんりゅうひは)

ニコニコRPGでは5倍撃の単体攻撃。威力が高いだけなので、HPや防御性能の高いキャラならそれほど気にする必要はない。
原作では圧倒的な魔闘気の塊をぶつける技。覇王翔吼拳かめはめ波波動拳みたいなものと考えていい。

アニメ版2期26話にて、ボス敵の羅将カイオウが暗琉霏破を放つシーン。0:59~

白羅滅精(はくらめっせい)

16話の魔王の部下(闇魔道師)、17話の魔王、21話の女地獄(右)が使ってくる技。
防御無視、3倍撃の全体攻撃。

掌に集中した闘気を敵に目がけて撃ち出して攻撃する、北斗琉拳の奥義のひとつ。
ニコニコRPG的に言えば覇王翔吼拳のようなものである。
ボス敵である羅将ハンが使うが、主人公のケンシロウは同じく闘気で敵を撃つ北斗神拳奥義、
「天将奔烈」(てんしょう ほんれつ)を放ち、白羅滅精は激突した後に押し負けてしまった。

アニメ版2期19話にて、天将奔烈とぶつかり合う白羅滅精。8:23~

ちなみにこの技が全体攻撃になってる理由は、おそらく格闘ゲーム「KOF2000」のラスボス、ゼロの影響。
このキャラは見た目がまんま羅将ハンなばかりか技名も綺麗にパクっており、その技の一つとしてこの白羅滅精があるのだが、
その攻撃内容は元ネタとは大きく異なりほぼ画面全体に攻撃判定が出る技となっている。
(正確にはゼロ周囲にできる球体内部と球体に向かって飛んでくる玉に攻撃にのみ攻撃判定がある)
参考動画(1:28~)

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最終更新:2009年06月05日 20:13

*1 人体に存在する全部で1109あるといういわゆる「ツボ」の事。「蒼天の拳」では「経絡秘孔」という名称で呼ばれる