第281話 地闘の星

「プラント陥落」の報に、木星帝国では参謀団がシロッコ臨席のもと緊急会議を開き、善後策を協議していた。木帝首脳陣は沈黙を続けるラクシズや外宇宙の動きに警戒しつつも、友邦であるはずのグランショッカーと連邦の接近を重視し、モルドールが腰を据える前に地上を落ち着かせるべきだとの鷹野女史らの案を採択。連邦攻撃が決まった。

木帝にGSへの疑念を抱かせた要因は、アポロ室長の連邦訪問であった。高い工業力を有する連邦の一工場を借り受ける事が目的であったが、連邦を代表して応対したDKとの会談は、本題に入らぬまま、互いに疑念を持つ両者による、世間話の皮を被った本音の探りあいに終始していた。

この間、オーブ近海で将兵の捜索救助に追われる大隊では、マクロス爆沈直前にアスラ先生の手で脱出させられた大尉が救出された。だが程なく、そのアスラ先生の遺体も発見される。連日の戦死者に、葬列の足取りも重い。
オーブでは国民慰労の為、ナンブマネージャーの企画でやけくそのエミリア祭りが開催された。これが功を奏したか、オーブの国力は異常な速度で回復する。そしてこれが、アポロ-DK会談へと繋がっていく……
モルドール占領下のプラントでは、役目を終えたゼブが再会を約して「ゲスト」に帰っていった。彼は「ゲスト」に「モルドールは信頼に値する」との報告を送った。
そして南米では、マクロスの大爆発をかろうじて逃れた浅倉と吉良が合流。珍道中(?)が始まった。

木帝軍はシロッコ直卒のもと、前線カノントータス、後方ゆりえさまが指揮する体制で、連邦軍の本拠地ジャブローへ進軍を開始した。
その背後には、ミケーネ帝国軍が迫っていた。かって連邦と同盟関係にあった縁から木帝の背後を狙う算段であったが、そこへ銀河帝国軍が急襲する。

【攻撃側:三角同盟vs防御側:連邦、ミケーネ帝国】
  • 戦場はジャブロー。
先陣を切ったのは、コンビニムスカで売れ残ったロボピッチャであった。彼は最後の力を振り絞って本物のプロ野球選手・松中さんを討ち取り昇天していった。きっといい笑顔であったろう。ここのところ野球対決で全く勝てない松中さんは逆の意味で昇天寸前です。
一方、鉄仮面ことカロッゾ卿は戦闘のどさくさにまぎれ、天敵ベラ不在に乗じて木帝軍内で801旋風を吹き荒れさせたが、どこからともなく飛来したラーゼフォンの矢に射抜かれ文字通り昇天すn(ry。
開戦に伴い、アポロ室長はDKの計らいで連邦の施設に避難するが、そこはなんとハッテン場であった。護衛に来ていたムキムキマンと共に肉の壁で護られる室長。別の意味で昇(ry。
連邦・ミケーネは赤ずきん、SRT隊などが奮戦するが、三角同盟の物量の前に一気に押し切られ、白兵戦で意外な強さを見せたミラクル☆ヤンによって「金色の闇」イヴが拿捕。次いでデ・ダナン、SRT隊、ゼクスが次々と鹵獲されてしまう。
ミケーネ軍は総力を挙げてイヴを奪回。連邦もムスカ大佐が亀さんを撃退し一矢報いたものの、大総統はザビーネに敗北。さらにクロノクルによってムキムキマンが倒され、肉の壁防衛線を突破されてしまう(シロッコはこのクロノクルの戦いを特に賞賛。新型機の支給を約束した)。
かくて三角同盟軍はジャブロー基地に壊滅的打撃を与えたものの、占領の意図はなく撤退。戦闘は終息した。

そんな中、またしても捕虜となったゼクスがシロッコに会見を申し入れる……

ちなみに戦闘中、浅倉と吉良が戦場に現れ東條を狙うが、東條がSRT隊に敗れたため対戦は果たされなかった。
また戦闘後、GSは次回の作戦で、酸素破壊爆弾の試験投入を決定している。

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最終更新:2009年02月16日 19:11