日本拳法道連盟 豊前福光派古術連盟 風門館 古術:真竹のこと
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古術:真竹のこと(2006-10-15)

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古術には、打ち返しという稽古法がある。これは、素振り打ち返し→変手打ち返し→変手数取り打ち返し、と段階的に進んでいけるように体系づけられている。

殊に、最終段階である変手数取り打ち返しに至っては、まるで時代劇の殺陣を見ているような感じである。

古術には乱稽古がないため、この変手数取り打ち返しがもっとも実戦的な稽古法となっている。その際、古術では真竹を使う。やはり木刀での稽古は怪我が多いからであろう。その真竹も、双手(短棒)、太刀、長物(薙鎌、棒)などとサイズを変えたものを用意し、双手対太刀や、太刀対長物などと稽古する。

私は、長年、この古術のルーツを探るために古武道各派の研究をしているが、さすがに真竹を稽古に使用する流派を見かけたことがない。

しかし、考えてみれば、木刀に変わって真竹を持ちいると言うのは合理的であり、ごく自然な発想であっただろうな、と思う。むしろ、なぜ真竹を用いる流儀がないのかが不思議なくらいである。

また、古術では現在、素振り、組太刀ともに剣道用に市販されている素振り用木刀を使用しているが、本来は自然刀である。それを山剣とか山太刀と呼んでいた。

私が思うに、江戸期の武家の武術は、格式を重んじるがために木刀稽古か竹刀稽古に移り、その中間点であるはずの真竹稽古を捨て去ったのではないだろうか。

どこかに、未だ真竹を使う流派はないものか、と、現在も私は探し続けている。(館長)