「夢遊病」(2005/10/27 (木) 16:57:50) の最新版変更点
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ハワイでの夜.2人部屋にベッドが2つ.でも泊まる人3人.必然的に誰かが床….でも,ベッドに比べて床はあまりに不平等だから,当然誰も床では寝たがらない.ていうか「俺,床がいい!?」なんて奴おらんよな….
で,どういう流れかたぶん,俺が床で寝ることになった.たぶん自分で良いよって言ったような記憶もあるけど….でも,床が固い.寝辛い.ふと見ると,どうやらベッドはでかい.2人くらい軽く収容できそうだ.
というわけで,まことに「端っこ貸して!」と交渉してみた.でも,当然No.今思えば当たり前やな~.でも,寝られんのは困るからこっちもけっこう必死.''まことも必死で阻止.'' そんな見苦しい惨状を見るに見かねたか,それとも単に横がうるさいのが気に障ったか,森さんが突然むくっと起きて
''「俺が床で寝る」''
と一言残して床に移動してくれた.なかなか自己犠牲精神と言うかなんというか,立派な男でちょっと敬服.
森さんは純粋に眠たかったのかなんだかよくわからんけど,生来の寝つきのよさも助けて,床だろうが何だろうがすぐにぐっすりお休みに.''のび太的特技発覚'' .
こうしてハワイでの初日の夜は騒がしくも,潔く過ぎていった.
……
翌朝,前日に買ったポテトサラダを朝食にすべく,冷蔵庫を漁っていると,床で寝てた森さんがむくっと起きて,一言.
''「俺なんで床で寝てんねん!?」''
これは笑った.あんた,自分で寝るって床行ったんやん.なぜ朝になってそのセリフかね.床で寝るのが好きな別人格でも目覚めたのか?それとも,なんか見えない力に操られてたとでもいうのか?
とにかく,眠い目が一気に醒める森さんの強烈な一言でした.
- コメントのテスト -- ito (2005-08-23 10:59:07)
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ハワイでの最後の夜….非情なまでに日焼けした男・いのが,翌日帰るということで荷物の整理などしている.少しずつやればいいものをベッドの上一面に物を広げて仰々しく整理している.たぶん夜12時過ぎだったんではなかろうか.
隣のベッドで眠気をこらえつつ,「明日の朝やればいいやん」とか文句を言ってると,いつものようにいのが無駄に冗長なセリフで文句を言ってたなぁ.
どうやらちょいと寝てしまったらしい.ふと気がつくと,1時過ぎてた.最後に時計を見たときは12時30分くらいだったと思うから,ちょっと寝てしまったわけだ.ふと,横を見ると,荷物に紛れて,いのがベッドにうつ伏せに寝ている.
パット見だけで言うと,''強盗に襲われた旅行者'' のようだ.寝起きで状況がよく掴めんので,いのを呼んでみる.
「いの」
「…」
「井上君」
「…」
''返事が無い.ただのしかばねのようだ.''
なんか異様な雰囲気がおもしろかったんで,隣にいたまこちゃんとそーりと森を呼んでみた.だって,散乱する荷物の中で倒れる男やで.おもろいやん.
まこちゃんが独自のお笑い精神を発揮して眠れる森のいのを次々にコーディネートしていった.足元になんか置いたり,手になんか持たせたり.アバウトな表現ですまんが,何持たせたか覚えてない.
いろいろといじくって遊んだ後,最後に隣の部屋から持ってきた聖書を開いて,いのが読んでる風な感じに持たせた.題して''眠りながら隣の部屋に行き,聖書を読み耽る途中で力尽きた夢遊病者'' という体だ.おもしろい.騒いでるといのが目覚めた.
寝ぼけていた.早速,まことが「うちの部屋にふらふらしながら入ってきたかと思うと聖書を出して戻っていった」といのの深夜の奇行のご説明.
それで納得するわけもなく,自分の周りに散乱した荷物を見て,自分の置かれていた状況に気付く.妙な怒りを覚えたらしいが,特に発散する先がなかったらしい.
「いとーが先に寝たから俺も寝てしまったんやで」
といつものように''半笑いで人のせいにし'' てきた.その後,いのは黙々と片付けていた.勿論,まこちゃんがどこからともなく持ってきた聖書他の物品も.
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