■マスタートレック
宇宙・・・それは、人類に残された最後の開拓地である。
そこには、人類の想像を絶する新しい文明、新しい生命が待ち受けているに違いない。
これは、トレッキーなうp主の不出来な妄想として宇宙を旅する羽目になった宇宙船U.S.S. M@STER号の、驚異に満ちた?物語である・・・
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第1話 |
美希の試練 (宇宙暦8439.8) |
第2話 |
ずっと真美のターン |
第3話 |
やよいと亀 (宇宙暦8441.7) |
第4話 |
春香、会戦 (宇宙暦8444.8) |
第5話 |
亜美の祈り |
第6話 |
小鳥の覚悟 |
第7話 |
対決、武悪! |
概要
『マスタートレック』(M@STER TREK)とは、戦記物やファンタジーに比べてスペースオペラが少ないと感じた地下Pによる、iM@S×『スタートレックII カーンの逆襲』(Star Trek II:The Wrath of Khan、以下ST2)の架空戦記である。
シナリオはもちろんのこと、
アイドルの着せ替えコラや、航宙艦CGの造形や動きにも何気に力が入っている期待の新作。
原作との関連
本作は基本的にST2のキャラクター置き換えであるが、ジェネシス計画襲撃事件が1年半前の出来事であることや、エンタープライズやスポックの存在などについて言及されていることより、原作と同一時間軸上の外伝的作品であると考えられる。
年代設定は動画中で言及されている宇宙暦より、西暦2287年1月(『スタートレックV 新たなる未知へ』の直前)と推測される。
素材ゲーム
『THE IDOLM@STER』
『アイドルマスター ライブフォーユー!』
『スタートレック ブリッジコマンダー』(MOD使用)
『ひぐらしデイブレイク』
登場人物
◆U.S.S.マスター号
U.S.S. M@STER。NCC-1765。コンスティテューション改級。惑星連邦宇宙艦隊所属の航宙艦。
今回の主任務は訓練生のための訓練航宙であるが、改装された各種技術の運用試験も兼ねている。
- 天海春香
- U.S.S.マスター号艦長。階級は大佐。
- おそらく原作でのジェイムズ・タイベリアス・カークのポジション。
- ドジもするけど決断力に富み、熱血で陽気で気配りもできる頼れる伝説のリーダー。
- 如月千早
- U.S.S.マスター号副長兼科学部長。階級は中佐。
- おそらく原作でのスポックのポジション。
- 普段は冷静沈着で論理的だが、内に秘めた情熱を持ち合わせる超一流の科学者。
- まるで正反対の性格ゆえなのか、春香の親友でもある。
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ネタバレ注意 |
- プルル人と地球人のハーフ。あずさの妹にあたる。家族に宇宙艦隊入隊を反対されたという経緯を持つ。
- そのプルル人らしからぬ体型と性格は、「板い事になってる」「二重の意味でかたい」「耳の尖ってないバルカン人」とクルーから評されるほど。
- おそらく、原作スポックの出生設定(ヴァルカン人と地球人のハーフ。生粋のヴァルカン人では無かったため、幼い頃いじめられ苦労した)を引き継いでいると思われる。
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- 秋月律子
- U.S.S.マスター号医療部長。階級は中佐。
- おそらく原作でのレナード・マッコイのポジション。
- ちょっと一言多くて融通が利かない一面もあるが、仲間のことを常に気遣っている有能な医師。
- 萩原雪歩
- U.S.S.マスター号機関部長。階級は少佐。
- おそらく原作でのモンゴメリー・スコットのポジション。
- お茶好きで自室にスコップを飾る変わり者だが、春香の無茶な要求にも完璧に応える優秀なエンジニア。
- 菊地真
- U.S.S.マスター号主任操舵士。階級は少佐。
- おそらく原作でのヒカル・スールーのポジション。
- あらゆる乗り物の操縦はもちろん、フェンシングや古武術もこなす格闘戦のプロフェッショナル。
- 水瀬伊織
- U.S.S.マスター号主任通信士。階級は大尉。
- おそらく原作でのニヨータ・ウフーラのポジション。
- 多くの異星人言語を操れるだけでなく、歌や楽器演奏の才能にも恵まれたみんなのアイドル。
- 星井美希
- U.S.S.マスター号航法士。階級は中尉。
- おそらく原作でのサービックのポジション。
- ゆとりな一面と天才の一面を併せ持つ、期待の新人艦長候補生。現在、同号にて訓練航宙中。
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ネタバレ注意 |
- プルル人。
- 母親に「古い価値観にとらわれずに広い宇宙を見るように」と言われ、宇宙艦隊へ入隊した。
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- 双海亜美
- U.S.S.マスター号医療部員。階級は中尉。
- もしかしたら原作でのクリスティン・チャペルのポジション(原作ST2では登場していない)。
- マスター号トラブルの最大の原因を作った真美を庇うなど、本質的には優しい子。
- オト・テツヤ・スギオ
- 訓練生。階級はオト、テツヤが(どちらも確認しにくいが)中尉、スギオが大尉。
- プロデューサー
- U.S.S.マスター号前艦長。艦隊司令部所属。
- おそらく原作でのクリストファー・パイクのポジション。現時点では名前のみ出演。
◆ジェネシス・スペース・ラボII
和名:第二ジェネシス宇宙研究所。惑星連邦所属。「ジェネシス計画」を研究、開発、推進する目的で作られた研究施設。
- 双海真美
- ジェネシス・スペース・ラボ所属の研究員。
- おそらく原作でのデビッド・マーカスのポジション。
- MADとウィルス作成を得意とする悪戯好きな困ったちゃんだが、科学者としてのポテンシャルは高い。
- 入江
- ジェネシス・スペース・ラボ副所長。
- ある動画のために、お歴々の誤解を解き予算確保のお願いに奔走する羽目に陥った可哀想な人。
- キャロル・マーカス
- Carol Marcus。ジェネシス・スペース・ラボ所長。
- ジェネシス装置の開発プロジェクトリーダー。現時点では名前のみ出演。
◆U.S.S.レインボースカイ号
U.S.S. RAINBOW SKY。NCC-1801。ミランダ級。惑星連邦宇宙艦隊所属の航宙艦。
「ジェネシス計画」の最終実験場所選定のため、惑星77・ボオーテスIVの調査任務に就いている。
- 音無小鳥
- U.S.S.レインボースカイ号艦長。階級は大佐。かつてのマスター号乗組員。
- おそらく原作でのクラーク・テレルのポジション。
- 航星日誌の記録中でも、瞬時に妄想に浸ることができる歴戦の猛者。
- 高槻やよい
- U.S.S.レインボースカイ号航法員兼科学部員。階級は大尉。かつてのマスター号乗組員。
- おそらく原作でのパヴェル・チェコフのポジション。
- 言葉の発音がちょっと怪しいところがあるが、とにかく元気が取り柄の人気者。
- 善永
- U.S.S.レインボースカイ号科学部員。階級は大尉。
- 惑星77・ボオーテスIVのスキャン中に地表の異常に気付き、惑星探査を提案する。
◆強盗団
惑星77・ボオーテスIVに漂着したスペースコロニー・エンブリヨ号をアジトとする宇宙強盗団。
- 武悪
- 強盗団首領。アンドロイド。
- おそらく原作でのカーン・ノニエン・シンのポジション。
- かつて(改装前の)U.S.Sマスター号を乗っ取ろうとして失敗し、追放された経験を持つ。
- そのため、マスター号艦長の春香に逆恨みし、春香、そして地球にも復讐しようと画策する。
◆プルル政府
惑星連邦加盟種族であるプルル人の政府。
- 三浦あずさ
- プルル政府大使。
- マイペースでのんびりしているように見えるが、仕事はきっちりこなす敏腕大使。家族思いの一面も持つ。
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ネタバレ注意 |
- 千早の姉に当たる。
- おそらく原作でのサレック(大使を務めた実父)かサイボック(生粋のヴァルカン人である異母兄)のポジション。
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用語
- USS, NCC
- 艦名、艦歴及び艦の基本情報が登録されている登録番号に使われているプリフィックス・コード。
- USS(またはU.S.S.)はUnited federation of planets Star Shipの略で惑星連邦宇宙艦籍であることを示し、NCCは、Naval Contract Code-number(艦隊建造登録認識番号)の略である。惑星連邦宇宙艦隊所属の航宙艦の場合、「USS」+「艦名」+「NCC」+「登録番号」となる。NCCは各航宙艦毎に固有であり、同名である退役艦と後継艦といえども異なる(後継艦は、より大きな番号が割り振られている)。唯一の例外は、伝説的航宙艦「エンタープライズ」の「NCC-1701」である。
- ちなみに、21世紀前後の米国の海軍(Navy)所属艦のプリフィックス・コードもUSS(但し、こちらはUnited States Shipの略)であり、惑星連邦の成り立ちが"妄想"されるものになっている。
- コバヤシ・マル
- Kobayashi Maru。クリンゴン帝国との中立宙域で事故に遭い、救難信号を発した民間貨物船。実際は、宇宙艦隊アカデミーでの訓練シナリオに登場する架空の宇宙船。
- このシナリオは、絶望的状況下での訓練を目的としているため、必ず救出失敗かつ自艦も轟沈するように設定されている。が、過去に一人だけ、成功を修めた人物がいる。インチキしたために可能だったのだが。
- スパークに定評のあるコンソール
- スタートレックシリーズでは宇宙船が敵の攻撃でダメージを受けると高確率でコンソール(タッチパネル式の端末)が火花を上げて爆発し、その操作者が死ぬ。
- そんな細かい演出まで丁寧に再現していることを称讃して付けられたタグ。
- ニコニコ動画
- 2006年、地球にて開設された動画共有サイト。開設よりおよそ280年経った本作においても、絶賛稼働中である。
- ジェネシス波
- キャロル・マーカス博士が提唱したテラフォーミング理論に基づき開発された、ジェネシス装置より発せられるエネルギー波。地表の物質を分解し再構築し、不毛の惑星を生命に適した環境へと変える。テラフォーミング技術ではあるが、地球のような居住可能惑星に対して用いると、地表の生命体も全て分解してしまうため、究極の惑星破壊兵器に転用できる。
- ちなみに、イチローとは何の関係もない。
- ジェネシス計画襲撃事件
- ST2にて描かれた、優生人間カーンとそのミュータント達が、流刑星からの脱出と宇宙支配、カークへの復讐を果たそうと「ジェネシス計画」を奪おうとした事件。この時の戦闘により、レインボースカイ号前任のリライアント号は破壊されテレル艦長は戦死、救援に向かったエンタープライズ号のスポック艦長まで戦死した。
- 春香、会戦
- 英訳すると、"Haruka engages."(ハルカ、エンゲージ)。つまり、そういうことである。
- プルル人
- 「女性が一族に生と愛情を与える」を基本理念とした母系社会を形成する種族。おそらく原作でのヴァルカン人のポジション。但し作中では、原作と同じヴァルカン人も別に存在している(たとえば上述のスポック)。
- 生体構造は地球人に極めて近似しており、胸が大きい・歌が上手い・おおらかなのが特徴。一方、命を生み育む女性が危険な任務に就くことを嫌うため、プルル人女性の艦隊士官は少ない。
- テレパシー・ショット
- テレパスを相手の脳に送って気絶させる、プルル人の得意技。頚の付け根を三本の指で強い指圧を加えて気絶させる、ヴァルカン人のネックピンチ (Vulcan neck/nerve pinch)に似ているが、こちらの方はいわゆるデコピンしか見えない。
- コトリ8012828
- U.S.S.レインボースカイ号にて、音無小鳥が使っているコマンド(指令)の承認コード。小鳥らしいコードである。他人である春香が何故使えるのかは謎だが、原作でも同様のシーンは結構あるので、あまり深く考えてはいけない。
その他
- 第6.5話 罠に堕ちた春香
5muim@s2nd参加作品の外伝。
第6話で紹介できなかった、ジェネシス・スペース・ラボ探索中のエピソード。
最終更新:2011年10月25日 00:02