作品別用語集 - The Idol of the Rings

■ The Idol of the Rings



導入

概要

20世紀におけるファンタジーの不朽の名作、J・R・R・トールキンの『The Lord of the Rings』(略称:LOTR、邦題:指輪物語)の世界を舞台にした異世界(原作設定上は過去世界)召喚物である。略称「IOTR」。765プロのメンバーと原作中人物との置換はない。

原作

 The Idolm@ster
 The Lord of the Rings

使用映像

 映画:
  The Lord of the Rings
   The Fellowship of the Ring
   The Two Towers
   The Return of the King
 ゲーム:
  The Idolm@ster
  The Battle for Middle-Earth
  The Battle for Middle-Earth II
  The Battle for Middle-Earth II The Rise of the Witch-King
  The Lord of the Rings: Total War (Mod. for Rome: Total War)

導入部

アルバムジャケット用写真の撮影のために東京近郊のとある公園に来ていたアイドルたちを時空の嵐が襲う。空に開いた穴に吸い込まれたアイドルたちが飛ばされた先は遙か古代「中つ国」だった。視聴者たちの曰く、「765プロではよくあること」。

いとしいさかなP

P名は試聴者コメの中より選ばれた。それを受けPのグラは「一つの指輪」に描かれた火文字と同じ文句が記された秋刀魚となった。
作中では日本語版の翻訳を行った瀬田貞二氏に特徴的な文体、いわゆる「瀬田訳」あるいは「瀬田節」を第一話目にして非常に自然に再現して見せ、数十年の歴史を持つ指輪ファン層の心を即座にそして完全に捉えた。
さらにはシンダール語(作中エルフ語の一つ)の使い手であり、なんと作中にシンダール語によるオリジナルの台詞しかも会話文を配する猛者である。


Pippipedia目次

各回の動画の最後に中つ国の用語を簡単に解説したPippipediaからの引用がある。PippipediaはおそらくPippinによって編纂されたものと思われ、視聴者からはいとしいさかなPへの労いと並んで「ピピン乙!」の掛け声が聞こえる。
第一話   ホビット(Hobbit)
第二話   (休載)
第三話   ミナス・ティリス(Minas Tirith)
第四話   闇の森(Mirkwood)
第五話   ローハン(Rohan)
第六話   ドワーフ(Dwarf)
第七話   灰色港(Grey Havens)
第八話   裂け谷(Rivendell)
第九話   最後の同盟(the Last Alliance)
第十話   バック郷(Buckland)
第十一話  エルベレス(Elbereth)
第十二話  エルフ語(Elvish)
第十三話  執政(Steward of Gondor)
第十四話  古森(Old Forest)
第十五話  トム・ボンバディル(Tom Bombadil)
第十六話  塚山丘陵(Barrow-downs)
第十七話  ブリー郷(Bree-land)
第十八話  躍る子馬亭(The Prancing Pony)
第十九話  風見が丘(Weathertop)
第二十話  トロルの森(Trollshaws)
第二十一話 白のサルマン(Saruman the White)
第二十二話 エアレンディル(Eärendil)

アイドル達の初期位置

水瀬伊織  ホビット庄でビルボとフロドに保護される(第一話)
高槻やよい ホビット庄でサムに保護される(第一話)
三浦あずさ 古森の北でガンダルフに保護される(第二話)
如月千早  オスギリアスで執政家の兄弟に保護される(第三話)
天海春香  死者の沼地で馳夫とハルバラドに保護される(第四話)
星井美希  エドラスでハマに保護される(第五話)
菊地真   ローハン領内でセオドレドのエオレドに保護される(第五話)
萩原雪歩  はなれ山でドワーフたちに保護される(第六話)
双海亜美/真美  ギルドールの一行に保護され、灰色港に逗留(第七話)
音無小鳥  裂け谷でエルフたちに保護される(第八話)
秋月律子  裂け谷でエルフたちに保護される(第八話)


固有名詞紹介

注1 項目の採用
すべての固有名詞に対して項目を立てる。複数の呼称がある事項に関しては、先に登場したものを解説を担わせる項目とし、別称は先出の項目を参照させる。

注2 言語の略号
[C]…共通語:英語に翻訳されて表記される
[D]…ドワーフ語:そのまま表記される
[Q]…クゥエンヤ:そのまま表記される
[R]…ローハン語:古英語または擬古英語に翻訳されて表記される
[S]…シンダール語:そのまま表記される

注3 音写について
LOTRの邦訳『指輪物語』ではエルフ語の言葉はカタカナで表記されている。日本語の五十音を用いるのでどうしても原音とのずれを生じ、また瀬田氏による音写には独特のクセも見られるが、原則として『指輪物語』内の表記のままとし、IOTR内で別の形が採られている場合はこれを優先する。

注4 年代の整合性
LOTRの物語は太陽の時代の第三紀に起きたことを描いている。世界の始まりから5000年間の創造の時代、10000年間の灯火の時代、10000年間の暗黒の時代、10000年間の星々の時代、それに続いて太陽の時代が始まり、601年間の第一紀、3441年間の第二紀を経て、第三紀の3001年から物語が始まる。
ここで、原作ではIOTR第二話相当の場面から第九話相当の場面までに17年が経っているのだが、この場面だけはIOTRでは特に小鳥嬢のお年に配慮してピーター・ジャクソンによる映画に準じた時間経過となっている。
そのため生年が表示された登場人物の年齢は原作で設定された生年から算出されるものとずれてしまう(まだ誕生していない人物や既に死去した人物が登場してしまうことがある)ので、視聴者は各自でどうにか辻褄を合わせる必要がある。

注5 解説の範囲
中つ国では第三紀までに地形の変動や支配勢力の変更が数多あったため、それぞれの地理物の変遷についてすべてを記すとあまりに煩雑になるので、物語にごく密に関わる範囲として主に第三紀の間に起きたことを記すに止める。また、ネタバレ防止のために、第三紀の出来事の中でもLOTRの物語の開始時点までに既に起きてしまっていることまでしか記さない。自然『The Hobbit』『Appendices of LOTR』『The Silmarillion』『Unfinished Tales』で語られた出来事が多くなる。


地名篇

アマン

[Q]Aman
クゥエンヤで「祝福された」の意。中つ国での生に倦み疲れ喜びを見出せなくなったエルフが渡る不死の国。中つ国の西に広がる大海ベレガイアの彼方にある。

暗黒の国

[C]Black Land、Land of Shadow、Dark Country [S]Mordor
冥王サウロンが築いた国。モルドールの方が通りがいいかも知れない。ゴンドールの東方にあり、北を灰の山脈、西と南を影の山脈、総延長2000kmを超える山脈に三方を囲まれている。北西部に滅びの山オロドルインや暗黒の塔バラド=ドゥアがあり、最北西端の黒門が外界との主たる玄関となっている。初めにサウロンがやって来たのは第二紀の1000年頃で、1700年頃に領域は最大化し、第二紀末に一度は滅びたが、第三紀の2942年に遂に舞い戻って活動を再開した。

アンドゥイン

[S]Anduin
中つ国北西部最大最長の河。シンダール語でまま「長い河」の意味である。はるか北の灰色山脈に源を発し、ロヴァニオン西部、霧ふり山脈と闇の森の間を流れ、ロリアンの東境となり、ローハンの東境となり、ラウロスの滝を形成し、イシリエンの東境となり、ゴンドールの南部を流れ、河口では巨大な三角州を形成してベルファラス湾に注ぐ。その長さは2200kmを超える(現代のヨーロッパの大河2800kmのドナウ川に比類されよう)。

エドラス

[R]Edoras
ローハン語で「宮廷」の意(この語はローハン語から古英語へ翻訳されたものではなく例外的にそのまま音写されたものである)。ローハンの都。第三紀の2500年代に当時のローハン王エオルとその息子ブレゴによって白の山脈の北側、エント川の支流雪白川と西街道の交点付近の丘に建てられた、直径1km足らずの円形の城都。

エミン・ベライド

[S]Emyn Beraid [C]Tower Hills
塔山丘陵。エリアドール西部、ホビット庄の西、灰色港の東にある丘陵地帯。三つの白の塔が聳える。

エミン・ムイル

[S]Emyn Muil
「わびしの丘」の意。ローハンの東壁と呼ばれる絶壁の東に広がる嶮岨な丘陵地帯。その中を大河アンドゥインが流れ、サルン・ゲビアの急流やネン・ヒソエルの湖を成し、ラウロスの滝へと通じる。南東にニンダルヴ、東に死者の沼地がある。

エレギオン

[S]Eregion [C]Hollin
柊郷。エリアドール東部、霧ふり山脈と鳴神川とグランドゥイン川に囲まれた地域。第二紀の750年にノルドール族エルフにより王国が建てられ細工師ケレブリンボールを中心とした生産活動によってモリアのドワーフらとの交易で栄えたが1697年にサウロンに滅ぼされて以来無人地帯である。一つの指輪を除く力の指輪はここで造られた。名はよく茂っていた柊の木々による。第九話のマイリスト解説も参照。

エロスティリオン

[S]Elostirion
「星見」の名を持つ、エミン・ベライドの三つの白の塔の中で最も高い塔。エリアドールの西端は青の山脈が南北に聳えるが、エミン・ベライドの西側はルーン湾に注ぐルーン川によって山脈が分断され丁度低地となっているため、西の海を望むことができる。パランティアが置かれている。

オスギリアス

[S]Osgiliath
「星々の砦」と名付けられたゴンドールの最初の都。第二紀末、ミナス・アノールとミナス・イシルの間、大河アンドゥインの両岸に建設された(現代のチェコ共和国の都プラハを想起すべきか)が、第三紀の半ばより度重なる戦乱やそれを避けるための遷都、さらに疫病によって衰退を続け、2475年モルドール軍の攻撃により最終的に廃墟と化した。とはいえその後もモルドールに対する防衛線として機能している。

踊る小馬亭

[C]The Prancing Pony
ブリー村にある老舗の旅籠。記録に残らないほど昔(二千年以上前か)からバタバー家が経営しており、現亭主はバーリマン・バタバー、召使いとしてボブとノブという二人のホビットがいる。東西に一直線だった東街道はこの旅籠の前で南に折れ曲がる。人間・ホビットを問わずブリー村の住人や旅人たちの集会所となっている。

霧ふり山脈

[C]Misty Mountains [S]Hithaeglir
シンダール語名ヒサイグリアは「霧の塔」の意。中つ国北西部の中央部を南北に走る大山脈。第一紀の初期に冥王メルコールによって敵対するオロメの騎行を妨げるために造られた頃はさらに高く嶮しかった。第三紀においては、北はアングマール山脈に連なり、南はローハン谷に終わり、西はエリアドール、灰色川の数多くの支流を発し、東はロヴァニオン、並行して流れるアンドゥインへいくつもの支流を注いでいる。南北の長さは約1000km。最高峰は赤角山。

ゴンドール

[S]Gondor
シンダール語で「石の国」の意。第二紀の3320年、ヌーメノール人(ドゥーネダイン)の王エレンディルが建てた二つの王国の一つ、南方王国。大河アンドゥインの下流域に広がる。北方王国はエレンディルの長男のイシルドゥアの家系が継ぎ、南方王国は次男のアナリオンの家系が継いだ。北方王国が滅亡した後も南方王国はヌーメノール人の命脈を保ち、国土の伸縮を繰り返した。第三紀の2050年にアングマールとの戦いで王家の血筋は途絶えると執政家の治める所となるが、この一千年間は異民族による侵略や気候変動による飢饉といった絶え間ない困難との戦いの連続であり、もういい加減疲れている。

裂け谷

[C]Rivendell [S]Imladris
エリアドール東部、ホビット庄の東、霧ふり山脈の西、鳴神川の上流、東街道の東の終点にある渓谷。領主は半エルフのエルロンド。第二紀の1697年、エルロンドがサルマンに滅ぼされたエレギオンのエルフ落人を率いて建設した。最後の憩い館がある。第八回のPippipediaと第八回のマイリスト解説も参照。

死者の沼地

[C]Dead Marshes
モルドールの北西、エミン・ムイルの東に広がる沼地。第三紀の間、沼地は東方へ拡大し続け、第二紀末に最後の同盟の戦いが行われたダゴルラドの古戦場に建てられた墓地を飲み込み、戦死者の亡霊が彷徨う呪われた土地と化した。

白の塔

[C]White Tower、Tower of Ecthelion
ゴンドールの王都ミナス・ティリスの最上層に立つ塔。王と執政の住居。第三紀の1900年に第30代王カリメフタールによって建てられ、2968年に第17代執政エクセリオン一世によって再建されたため「エクセリオンの塔」なる異称がある。塔の先端は地上から300mの高さに達し、この白の塔の名をゴンドール王都の別称として用いることもある。

谷間の国

[C]Dale
ロヴァニオン北部、闇の森の北東、はなれ山の南麓にある人間の都市国家。第三紀の2590年のドワーフの山の下王国の再建直後に建国、王ギリオン治世の第三紀の2770年にはなれ山に襲来した黄金竜スマウグにより王を殺され滅亡、遺民は下流にエスガロスの町を造っていた。2941年にビルボの冒険が行われた際、エスガロスに襲来したスマウグを王の子孫のバルドが射殺し、五軍の合戦の後に再興した。建国から滅亡、仇討ち、再興に至るまでドワーフの王国と命運を共にしている。

ドルウィニョン

[S]Dorwinion
おそらく「葡萄酒の地」の意。ロヴァニオンの東端、闇の森の遙か東、リューン湖に北西から注ぐ早瀬川の河口地域。闇の森のエルフ王スランドゥイルが好んで飲む非常に強い葡萄酒の産地である。

灰色港

[C]Grey Havens [S]Mithlond
エリアドールの西、リンドンの中心地。青の山脈を北と南に分断してルーン湾に注ぐルーン河の河口にある港町。東街道の西の終点。アマンへ渡る船の多くがここで造られそして出て行く。領主は船大工のキーアダン。第七回のPippipediaも参照。

灰色山脈

[C]Grey Mountains [S]Ered Mithrin
霧ふり山脈の北端から東に900km余り延び、ロヴァニオンの北限を成す山脈。大河アンドゥインの源流がある。第三紀の2000年、モリアを逐われたドワーフのドゥリンの一族の多くが辿り着いて以来繁栄を続けていたが、2589年に冷血竜によって王ダイン一世が殺されるとドワーフたちは再び四散した。

バック郷

[C]Buckland
ホビット庄の東境、ブランディワイン川と古森の間に広がる領域。東街道と川の交点を北端として川沿いに南へ30kmほど細長く続く。第三紀の2340年にホビット庄東四が一の庄のオールドバック家の家長ゴーヘンダードがブランディワイン川を越えて入植したのが始まりで、そこでオールドバック家はブランディバック家と名を改め、やがて一族は人口を増やし半ば独立した国となった。東の古森との境界には高垣を設け、住民は家に錠を掛けるなど、ホビット庄本庄よりも外界に近い分、警戒心の強い生活を営んでいる。第十回のPippipediaも参照。

はなれ山

[C]Lonely Mountain [S]Erebor
ロヴァニオン北部、闇の森の北東にある山。シンダール語名エレボールも有名。一つだけ灰色山脈から離れて聳えている。南麓には谷間の国がある。第三紀の1999年、モリアを逐われたドワーフのドゥリンの一族のスライン一世がここに建てた王国は山の下の王国として知られるようになった。その息子のトーリン一世が2210に灰色山脈へ移住して中心は移ったが、2589年に冷血竜によって王ダイン一世を殺されるとその息子スロールが落ち延びてきて再び繁栄を始めた。2770年に黄金竜スマウグによって王国は滅ぼされ王スロールを含め住人は四散。2941年に行われたビルボの冒険の際にスマウグは討ち果たされるも五軍の合戦で王国の再興を前に王トーリン二世が戦死したためダイン二世が後継者となり再興を果たす。

袋枝路

[C]Bagshot Row
ホビット庄のホビット村を走るお山小路の枝道。ホビット村の中心から北に延びるお山小路はお山の麓で西に袋枝路を分岐し、手前から150mほどの間隔を置いて一番地から三番地までがお山の南麓に並ぶ。三番地には庭師のギャムジーが住む。

袋小路屋敷

[C]Bag End
ビルボ・バギンズの屋敷。ホビット庄のほぼ中央、西四が一の庄の東部にあるホビット村のお山の南側斜面に掘られた立派なホビット穴。第三紀の2800年代の終盤にビルボの父のバンゴによって掘られた。東西40mほどの間にいくつもの部屋が連なるホビット穴で、ホビット庄で最も良い住居と考えられている。

ブランディワイン川

[C]Brandywine [S]Baranduin
シンダール語名バランドゥインは「茶金色の川」、ホビット語では古くはブランダ・ニーン「境の川」と言った。エリアドールを流れる大河。ホビット庄の北の湖ネヌイアルを源流とし、ホビット庄の東境となり、その南から南西に流れて大海ベレガイアへ注ぐ。全長900kmを超えるが、徒歩で渡河できる場所はホビット庄を通る東街道に架かる石弓橋とホビット庄の南にあるサルンの浅瀬の二箇所しかない。

ブリー村

[C]Bree
共通語以前の言葉で「丘」の意。エリアドールのほぼ中央、ホビット庄の東に位置するブリー郷の四つの村の中で最大の村。第二紀の終わり頃、南方からやって来た褐色人によって、東街道と緑道(旧北街道)の交点のすぐ東、ブリー山の西麓に形成され、第三紀の1300年頃にアングマールの脅威から逃れてきたホビットが住人として加わった。ブリー山を背に直径1.5kmほどの半円形を描く堀と生け垣に囲まれ、南門から西門へ大東街道が貫き、村の中心施設である踊る小馬亭の前で分岐する道が北門へ通じる。

ベルファラス湾

[C+S]Bay of Belfalas
ゴンドールの西端からウンバールの南端に広がる広大な湾。湾口800kmほど(比較対象として例えば現代のビスケー湾は640km)で、推定2000kmほどの長大な海岸線にはアンドゥインを含めいくつもの川の河口が並ぶ。ベルファラス自体はゴンドールの南部、モルソンド川からギルライン川の間の海岸地域。

ホビット庄

[C]The Shire
エリアドールの中央から西に広がるホビットの住む国。第三紀の1601年、ブリー村出身のホビットの兄弟マルコとブランコが、当時の北方王国の王の許しを得て東はブランディワイン川から西は向が丘連丘までのおよそ5万平方km(現代の関東地方の1.5倍ほど)の無人の地をホビットの居住地として開いた。東西南北の各四が一の庄に分割され、中心を東街道が通る。2340年にはブランディバック一族がブランディワイン川を越えて東境に入植しバック郷を成して領域を拡大した。

ホビット村

[C]Hobbiton
ホビット庄のほぼ中央、西四が一の庄の東部にある村。東街道から北に分岐し西から東へ流れるブランディワイン川の支流の南を並行して走る水辺の村村道を5kmほど西へ進んだ所、お山の麓に広がる。村の中心から北へお山小路が延び、川を越えて東にサンディマンの粉ひき場があり、さらに北進してお山の麓で西に分岐した袋枝路の三番地には庭師のギャムジーの家があり、最奥にビルボの袋小路屋敷がある。

マーク

[R]The Mark、Riddermark [S]Rohan
自称のマークは「辺境」、リダーマークは「騎士の国」、シンダール語名ローハンは「馬の国」の意。ゴンドールの北方の辺境カレナルゾンを領有する北国人の一派騎馬民族エオセオドの国。第三紀の2510年、東夷とオークの集団によりケレブラントの野で危機に陥っていたゴンドール軍を、北方から到来したエオセオドの王エオル率いる騎兵軍団が救った。この返礼としてゴンドールからエオセオドへ割譲されたカレナルゾンにエオルが王国を建てて以来ゴンドールと同盟関係を続けている。ローハンのエオセオドは自らを「エオルの家の子」と呼び、シンダール語ではロヒアリム「馬の司」と呼ばれる。第五話のPippipediaも参照。

ミナス・ティリス

[C]Tower of Guard [S]Minas Tirith [R]Mundburg
「守護の塔」という名のゴンドールの王都。ローハン語名は「守護の城」の意。第二紀の3220年、白の山脈の東端ミンドルイン山の東斜面に建てられた七階層の城砦都市(面積は推定80ヘクタール弱で北条氏康時代の小田原城の半分程度である)。第三紀の1640年にオスギリアスから都が遷されるまでミナス・アノールという名の砦だった。東には最外郭長城壁に囲まれた広大なペレンノール野を挟んで大河アンドゥインが流れる。第三話のPippipediaも参照。

メドゥセルド

[R]Meduseld
「甘美なる宮殿」の意。ローハンの都エドラスの中心にある王宮。第三紀の2569年に第2代王ブレゴによって建てられた壮麗な宮殿で「黄金館」とも呼ばれる。

モルドール

→暗黒の国

闇の森

[C]Mirkwood [S]Taur e-Ndaedelos
シンダール語名は「大いなる恐怖の森」。霧ふり山脈の東、灰色山脈の南、ロヴァニオンの真ん中に広がる大森林。東西約250kmの幅で南北に約750km続く。かつては「緑森大森林」と呼ばれていたが、第三紀の1050年以降にこの森の南西部の山にサウロンがドル・グルドゥアと呼ばれる拠点を築いてオークや大蜘蛛などの魔物が跋扈するようになるとこの名に。サウロンは進出と撤退を三度繰り返し最終的にモルドールに退いた後も僕たちが留まって周囲を脅かしている。また、北部には森と同じ名で知られるエルフの王国が第二紀の1000年より前からつまり5500年ほども続いている。主な住民はシルヴァン・エルフだが、東部の岩屋に住まう王は父オロフェアの跡を継いだスランドゥイルというJPYなシンダール族エルフ。2941年のビルボの冒険の際にはドワーフとの間に一悶着あった。他にも北西部には北国人の一派の熊人のビヨルン一党が住んでいる。第四話のPippipediaも参照。

緑竜館

[C]The Green Dragon
ホビット庄のほぼ中央、西四が一の庄の最東部にある水辺の村の西の外れにある旅籠。近くのホビットたちが食って飲んで喋る所。ホビット村から水辺の村村道を東へ2km弱行った所にある。ビルボの前の冒険でも集合場所となった。

ローハン

→マーク

ロリアン(の森)

[S]Lórien、Lothlórien [Q]Laurelindórenan [C]Golden Wood [R]Dwimordene
シンダール語名ロリアンはシルヴァン・エルフ語からの借入で原義は「夢の国」、ロスロリアンは「花のロリアン」、クゥエンヤ名は「歌う黄金の谷間の国」、ローハン語名は「まぼろしの谷」(瀬田訳。ニュアンス的には「あやかしの谷」の方が原義に近いだろう)の意。霧ふり山脈の東麓、モリアの東、アンドゥインの支流ケレブラントの流れる森に栄えるエルフの王国。第一紀からシルヴァン・エルフが住み着いていた。第二紀の間はシンダール族のアムディールが王として治めていたが第二紀末の最後の同盟の戦いで戦死、跡を継いだ息子アムロスが第三紀の1981年に去るとケレボルンとガラドリエルの夫妻が主となり城都カラス・ガラゾンを建設、アンドゥインの対岸にドル・ガルドゥアを中心として勢力を張るサウロンの僕たちから国を守っている。


■ The Idol of the Rings(二)(固有名詞紹介・人名篇)に続く。


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