戦目 |
やよい |
対 |
伊織 |
備考 |
G |
C |
P |
先攻 |
Set |
勝数 |
勝者 |
勝数 |
Set |
先攻 |
G |
C |
P |
0 |
6 |
6 |
3 |
|
|
0 |
- |
0 |
|
|
4 |
4 |
7 |
|
1 |
5 |
6 |
3 |
|
G |
0 |
= |
0 |
G |
○ |
3 |
4 |
7 |
"独占者"の使用宣言 |
2 |
5 |
5 |
3 |
|
C |
0 |
= |
0 |
C |
○ |
3 |
3 |
7 |
|
3 |
4 |
5 |
3 |
|
G |
0 |
< |
3 |
P |
○ |
3 |
3 |
6 |
"独占者"の効果により3ポイント加算 |
4 |
4 |
4 |
3 |
○ |
C |
1 |
> |
3 |
P |
|
3 |
3 |
5 |
|
5 |
4 |
3 |
3 |
○ |
C |
2 |
> |
3 |
P |
|
3 |
3 |
4 |
|
6 |
4 |
2 |
3 |
○ |
C |
2 |
= |
3 |
C |
|
3 |
2 |
4 |
|
7 |
4 |
2 |
2 |
|
P |
2 |
< |
4 |
C |
○ |
3 |
1 |
4 |
|
8 |
4 |
1 |
2 |
|
C |
2 |
< |
5 |
G |
○ |
2 |
1 |
4 |
"黒塗り"の使用宣言するも勝負とは無関係となる |
注:「勝者」欄の>は左側が勝利、<は右側が勝利、=は「あいこ」を意味する。
1~2戦目
初手から伊織が"独占者"の使用宣言、及び"力"の発動を行う。
いつもと違って「本当に勝ちたい」やよいは、その"力"に苦もなく従わせさせられてしまい、伊織が意図する「あいこ」のカードを出すことになる。
3戦目
とある事情で、場の雰囲気が一旦崩れるが、伊織とやよいの勝負への気持ちは変化しない。
そして、悩んだやよいは、伊織の先出しの後に場に3枚のカードを出す。
しかし、伊織のブラフよって、やよいがGCP一枚づつ出していること、そして、それぞれどのカードがどの種類なのか把握している事もばれてしまう。
が、ここでやよいが"力"を発動し、その後にカードをセットする。
美希によれば、それは伊織の意図に従ったもの(P)を出そうとしていていたはずだが、実際にセットされたのはGだった。
すなわち、やよいは『勝とうという意志は持ち続けていた』にも関わらず『伊織の意図に反して敗れるカードを出した』形になった。
この前後の真や雪歩の反応は、美希の能力に疑いは持っていなかったし、やよいの"癖"からもPを出す意図が読み取れたが、やよいに何か別の感情もあること――恐らくはセットしたカードが分かっていない不安――を見抜いたものである。
また、美希の言葉――やよいが勘違いしてたんじゃないかな――は『結果として』正鵠を射ていたものだったが、この時はそこまで確信できるものでは無かった。
4戦目
以後三戦は、やよいの先出しとなる。つまり、ブラフに相当弱いやよいにとって相当不利な戦いが続く。
案の定、伊織は所持数がもっとも多いカード(P)を出す三味線を弾き、やよいの表情を窺って――完璧にGのセットを確信し――Pをセットする。
しかし、やよいがセットしたのはCだった。先の表情は演技だったのか、それとも否か、強気な言葉とは裏腹に伊織は混乱に陥る。
5戦目
やよいの先出しの後、伊織は"力"を発揮する。
それは、「勝利するために」出したはずのカードを出していないと思わせることで不安を煽り、そこで現れる"癖"を読み取ろうとしたのである。
その結果、伊織はやよいがGがセットしたと確信。美希も真もそれぞれの能力でそれを確信する中、伊織はPをセットする。
しかし、やよいがセットしたのはまたもCだった。明らかに、やよいはGを出すつもりでCを出していると考えられる。
観客達は、自分達の能力を組み合わせて、やよいの能力の実態を探ることにする。
6戦目
やよいの先出しの前後にかけて、美希はやよいの意識を読み続ける。そして、異常なことが発生していることに気付く。
実は、5戦目が始まる前から、伊織は"力"を発揮し続けていた。それは「勝とうとしている」やよいに「Cを出させる」狙いだった。
一方、やよいの先出し後にブラフを咬まし、「やよいはGを出したと思っている」ことを知る。
その結果から、伊織もやよいの能力を――やよいの性格からその能力が相手を騙す性質のものではあり得ないことから――正確に知ることになる。
ここで伊織が(引き分ける)Cを出したのは、その優しさの故か、それともまだやよいの本当の気持ちに気付いていない故か・・・
7~8戦目
以後、伊織の先攻ではあるが、恐らくは彼女はその能力を使っていない、平手の勝負となっている。
7戦目で伊織は、やよいが彼女の性格から、伊織の残り枚数が最も少ないCを伊織が出して来ないと考えてPを出してくると予想し、Cを先出しでセットし、実際の勝負もその通りとなる。
8戦目では、やよいは"黒塗り"の使用宣言で勝つ確率を2/3に上げて臨むものの、やはり伊織にその考え――伊織が所持枚数が最も多いPを出すだろうと予想しCを出す――を読み切られ、Gをセットされて試合終了となった。
その直後、お互いの想いが溢れ、そして伊織の"力"の暴走が始まってしまうかに見えたが、春香の機転で呼んでいたあずさの現場到着、そして彼女の能力により、伊織とやよいは気を失い、幸いにも事なきを得た。
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