作品別用語集 - 続・天海提督の決断



■続・天海提督の決断「提督の決断・ⅣwithPK」


 1942年12月、先の日米戦の講和により、太平洋はようやく落ち着きを見せつつあった。講和のためアメリカを訪れていた天海春香大将の元に一通の凶報が届く・・・
 時代はアイドル達のアンコールを求めていた――

全12章・17話(本編16話+外伝)

こちらは人物編。同作品登場の艦艇や架空兵器やコメント等はPart.2を参照してください。

 これまでの経緯と人物像については前章天海提督の決断を参照のこと。


登場キャラ・アイマスキャラ編


天海春香

 日本帝国海軍大将で第28代聯合艦隊司令長官。日米講和のために訪米。12月8日に講和調印を終え、残務処理を終えた後に悠々自適の予備役に入る予定であったが、対独宣戦布告により日本海軍代表として米軍との折衝を行う。
+ 以下ネタバレ注意
「っと、そうでしたね。第十一艦隊全艦に通達!全艦突入開始っ!」

如月千早

 日本帝国海軍中将→大将。先の大戦では第一機動艦隊司令長官を勤めていた。根っからの航空主兵主義者。
 独第三帝国による対日宣戦布告により、第二機動艦隊司令長官を拝命する。乗艦は戦艦「比叡」
どうやら以前ほど戦艦に嫌悪感は持ってないようだ。とはいえ、新鋭空母「雲龍」「翠龍」が編入された際には頬が緩んでしまう程、空母に拘りがある模様。海軍航空機動部隊生みの親である小澤治三郎の薫陶を受けていただけあって、航空攻撃指揮に掛けては海軍でも屈指の経験者であり第一人者。人物像のモデルもおそらく小澤中将と思われる。
 今回は第六航空隊司令になった雪歩とのコンビにより各地を転戦する……それなんて「inferno」?
「今ここで後顧の憂いを絶てるのは私たちしかないの。飛行場への攻撃、やってくれるかしら」「ありがとう、か……お礼を言いたいのは私の方よ」

星井美希

 第一機動艦隊司令長官。日本帝国海軍少将→中将→大将。
 対米戦では第五水雷艦隊司令長官を務め、戦場での先読みの鋭さで功績を上げる。千早同様、独英の宣戦布告に伴う作戦展開により再編された第一機動艦隊司令に就任する。乗艦は『大和』型三番艦「播磨」
 水雷屋だった美希が機動部隊を任されるにあたっては、戦前に第二航空戦隊の幕僚を務めていたことによる。千早とは対極的に一点集中攻撃による砲雷撃戦闘においては海軍随一。但し航空攻撃はやや苦手。

 人物像のモデルとして「柔軟な発想をする」という意味合いで後述する木村昌福少将を元にしている。
 また『大和』クラスの超弩級戦艦を旗艦とする事や敵艦隊が現れるタイミングを見極める点や部下にコーヒーを薦める点からも架空戦記『旭日の艦隊』の主人公大石蔵良元帥が影響されているのではと推察される。
 宇垣Pのコメントからも「続・天海提督の決断」では実質的な主役である。
「一言でいいよ。『この戦力じゃ、ドイツに勝てない』」「アリちゃん、第二部が始まるみたいだよ」

秋月律子

 日本帝国海軍技術中将。対米戦では間に合わなかった新型機『烈風』『彗星』『流星』の引渡し・機体転換のため、第一・第二機動艦隊を訪れる。その後小澤総長の指揮の下、国内での工業生産の管理に付く。
 外交面でも活躍し、正に縁の下の力持ち的存在。リッチャンハタヨリニナリマスヨ。
 後世、多数の著作を執筆する。
「寿命10年ぐらい縮んだかも・・・」「話が早くて助かります」

萩原雪歩

 日本帝国海軍少将。元トラック諸島基地海軍司令。
 対独開戦により第二機動艦隊に転属、同艦副司令兼第六航空戦隊司令として空母「蒼鳥」に移る。
 千早とのコンビで攻撃隊の出撃や索敵など活躍する。
+ 以下ネタバレ注意
  「『この艦隊の主力は航空部隊だ』って。ならそれを使わない選択肢は無いと私は思うの!」

水瀬伊織

 日本帝国海軍少将→中将で、元第七水雷艦隊司令。
 美希の第一機動艦隊司令就任により、第五水雷艦隊司令を引き継ぐ形になる。乗艦は重巡「鳥海」
 水雷屋としてのプライドが強く、美希をライバル視している……が、昇進で遅れ気味なのが玉にキズ。
「言ったでしょ、『引くつもりはない』って・・・」「アンタ達全員、私についてきなさい!以上!」

菊地真

 日本帝国海軍少将→中将。第四水雷艦隊司令。乗艦は重巡「青葉」
 伊織の第五水雷艦隊の任務を引き継ぐ。伊織と並ぶ水雷格闘戦のスペシャリスト。
 戦況に応じた柔軟な艦隊機動を行う伊織と対照的に水雷戦隊の高速接近能力を重視した突撃戦法を得意とする。
「確実に敵のどてっぱらを食い破るつもりで行くよ!」「まだまだっ!確実に捉えるにはまだ遠い!」

三浦あずさ

 日本帝国海軍中将→大将。乗艦は戦艦「長門」再編成された第三機動艦隊司令長官として、第一機動艦隊・第四水雷艦隊の支援に向かう。副司令に古村啓蔵少将を迎え、艦隊の操艦は彼に任せていたせいか対米戦のような作戦の遅れは無くなった様子。
+ 以下ネタバレ注意
「仲間を犠牲にして一人だけ逃げるような真似、私は二度としたくないんです!」「ごめんなさい角田さん……」

双海真美

 日本帝国海軍大佐→少将。新型重巡洋艦「十勝」艦長。対独戦開戦に伴う艦隊再編成で『十勝』型重巡洋艦4隻で構成された第一機動艦隊・第四戦隊司令に就任する。
 名前は亜美になっているが、実際の指揮は亜美の名義で真美が行っている。
「こちら『十勝』、艦砲射撃の準備はオッケ→だよ!」

双海亜美

 元アメリカ軍のエージェント。前対米戦で真美と再会後は行動を共にしている。
 ややこしいが「十勝」の艦長はあくまで真美が務めており、亜美は名義のみ(兵学校時代、真美に代返させて脱走して以来、真美の卒業も任官も亜美名義になったため)ちなみに事実を知っているのはアイドル将官のみ。
 元エージェントの経歴を活かしての諜報活動にも活躍している。
+ 以下ネタバレ注意
「こちらミスとかち」「こーいうのをホントの『とっぷちーくれっと』って言うんだよね~」

高槻やよい

 帝国海軍航空隊中佐→大佐。第765飛行隊隊長。後に第二機動艦隊・第六航空戦隊攻撃隊長。新型重爆撃機「富嶽」隊を指揮し、セイロンから長躯欧州爆撃に向かう。ちなみに彼女の前で金銭換算可能な話をすることが厳禁なのは暗黙のルールである。
 新型陸攻のテストパイロットも同時に務めており、試作機である「銀河」「二式大攻」の飛行試験で雷撃成功判定を唯一出した。また、爆撃機である「富嶽」でマニューバーキル※を敢行し敵機を撃墜したり、雷装したままの「流星」で敵機を振り切る程の凄腕である。付いた渾名が「和製ルーデル」
 劇中の搭乗機は「富嶽」(外伝)「流星」72式(七章~最終章)「二式大艇」(拾章)「一式陸攻」「二式大攻」(OP)
「飛行機は“飛ぶ”ものじゃありません・・・・・・“飛ばす”ものなんです!!」
  • マニューバーキル:空中戦で相手に対し低高度へ誘い込むなどの方法で意図的に操縦ミスを起こさせ、障害物に激突させて自ら墜落させること。多くの国で撃墜スコアに数えられる。やよいは敵機を海面に向けて誘い込むべく急降下を敢行し、その後海面スレスレで機首を急激に引き起こすことで敵機を海面に激突させるというマニューバーキルを行った。ちなみに、湾岸戦争では電子戦機EF-111Aがイラク軍のミラージュF1をこの方法で撃墜している。

音無小鳥

 日本帝国海軍・元予備役中将。
 前作には登場しなかった。一応、招集はかかっていたが、連絡が取れず、対米戦には参加できなかった。
 ギリシアに寄港した真・美希の前にふらりと現れ、真の判断で本国に司令を仰いだ結果その場で招集。地中海方面艦隊に合流した。新型艦による新設艦隊・第九支援艦隊の回航後、艦隊司令に就任する。大胆な艦隊運用で戦況を観察する目は鋭い。
+ 以下ネタバレ注意
「私はいつでも本気で正気ですよ?」「私の響ちゃんがーーーーー!」

登場キャラ・実在人物編


日本


宇垣纏(うがき まとめ)
 日本帝国海軍少将。元聯合艦隊参謀長。通称「参謀長さん」
 対独宣戦により、春香と共に急遽日本海軍代表として米海軍との連携のための連絡・調整役となる。
 対米戦とは「違った」意味で苦労している。春香が聯合艦隊長官を退いた後も「長官」と呼ぶ。
 独英連合軍の抱える問題を踏まえ、早期講和の道を模索するなど史実の闘将然とした姿とはやや異なっているものの、長官を補佐する参謀長としての立場は決してぶれていない。
+ 以下ネタバレ注意
「艦長、次こそ当てるぞ!帝国海軍の誇る新兵器、50口径51サンチ砲の威力を独逸艦隊へ教え込んでやれ!」

小澤治三郎(おざわ じざぶろう)
 日本帝国海軍中将→大将で軍令部総長。元第一機動艦隊副司令で千早の同僚だった。対独戦開戦により、艦隊の再編成や人事で正月返上状態である。今は最前線にいないが、国政という「戦線」では孤軍奮闘している。
 史実では当時一艦隊に1隻配備が常識だった空母の運用法に対して、空母のみの集中使用法を提案したことから日本海軍機動部隊の生みの親とされており卓越した戦術能力と統率力を兼備したが、時機を逸した悲劇の名将とされている。
 また最後の聯合艦隊司令長官として、日本海軍の死に水を執ったことでも知られており航空隊の武装解除など敗戦処理に従事した。
 千早とは第一航空戦隊の司令・幕僚時代からの師弟関係であり彼女の航空至上主義はこの辺りから来ていると思われる。
 余談だが、終戦後部下と共に特攻出撃して戦死した宇垣纏参謀長に対しては「自決するなら一人でやれ!」と激怒したといわれる。
「来場所、『土佐の海』は東だそうだ」

五藤存知(ごとう ありとも)
 日本帝国海軍少将。元第五水雷艦隊・第二戦隊司令。艦隊副司令に任じられていた際に当初は艦隊司令である美希の自由奔放振りに翻弄されるが、艦隊戦での非凡な判断能力を認め以後は的確な補佐をする。
 対独戦開戦に伴う美希の第一艦隊司令就任により、副司令に推挙される。乗艦は空母「翔鶴」
 史実では誤認による非業の最期を遂げたが、今作品においては「色々」な意味で美希に振り回されながらも機動部隊の戦隊司令になるなど、軍人としては充実した生活を送っていると思われる?
 砲雷戦での猛攻を繰り出す美希と航空隊の指揮による隙の無い用兵の五藤副司令の役割分担は絶妙であり
何だかんだいって数多くの修羅場を潜り抜けてきた歴戦の猛者の貫禄がある。
 美希や視聴者からの愛称は「アリちゃん」
「おい、誰か烹炊所から握り飯貰って来い。今すぐだ!」「貫徹決定か…くそっ!こんなことなら俺も寝ておくんだった」

木村昌福(きむら まさとみ)
 日本帝国海軍少将。第五水雷艦隊・第四戦隊司令。乗艦は軽巡「音無瀬」
 トレードマークのカイゼル髭がイカスナイスミドル。前大戦では美希の元で撤退戦や遊撃隊として活躍。
 対米戦最終居面での西海岸攻撃では水雷隊で新鋭戦艦を轟沈する大立ち回りをして、軍内でも評判になっていた。
対独開戦時には「高雄」艦上でのんびり釣りを楽しむ一面も。
(史実でのキスカ島撤退作戦前の際の行動であり、将棋をしていたとも)
 美希の第一機動艦隊司令就任と五藤少将の転属により、艦隊副司令として伊織の補佐にあたる。
 強情なお嬢様伊織と叩き上げでバランス派な彼の組合せは春香と宇垣少将、美希と五藤少将と並ぶ「天海提督ワールド」のベストコンビといえる。
 愛称は名前音読みの「ショーフク」「ショーフクさん」(一応史実)
「ふむ、それなら私も残らせてもらうよ」「ふははっ!これはまた単純かつ明快な命令だ!」

角田覚治(かくた かくじ)
 元・第二機動艦隊第二戦隊司令。当時帝国海軍少将で乗艦は戦艦「伊勢」(当時はまだ航空戦艦化されていない)艦隊運用・作戦指揮において第二機動艦隊の要とも云える存在で三浦あずさ中将の信頼も厚い。

 史実では大砲屋でありながら空母部隊を率いて「見敵必戦」を旨とし「戦う時は徹底して戦う」ことを信念とした。
 ミッドウェー海戦の大敗後の南太平洋海戦において空母「ホーネット」「エンタープライズ」を基幹とする敵機動部隊に対して空母「隼鷹」で突撃し、五度に渡る反復攻撃によって「ホーネット」を撃沈し、「エンタープライズ」を大破させる戦果を挙げ、日本海軍機動艦隊として最後の勝利を収めた「闘将」として名高い。また、空母の対空砲で輸送船を砲撃する離れ業を行っている。後に第一航空艦隊司令長官になるが既に艦艇は無く、民間人を避難させた後にテニアンで玉砕による最期を迎えた。
 木村少将と並んで、部下に対しては人一倍思いやりがあり、夜間の帰還が困難な艦載機に対して危険を顧みず電波照射や探照灯を照らすことを続けた逸話もある。
+ 以下ネタバレ注意

古村啓蔵(こむら けいぞう)
 日本帝国海軍少将。第三機動艦隊副司令。乗艦は重巡「足柄」マダガスカル攻略戦では三浦あずさ中将と共に「長門」に座乗している。対米戦でも旧・第二機動艦隊戦隊司令として付き従っており、上記の角田少将の後を引き継ぐ形で副司令に昇格した。
 前任の角田少将と自らを比較して、至らない自分を叱咤激励する一面も。旧二機艦時代からのあずささんとも付き合いが長いせいか、躁艦をすると言ったあずささんに対して「遠慮させていただきます」と見事に対応する(笑)
 史実では戦艦「武蔵」第2代艦長を経験し「天一号作戦」(大和特攻)で第二水雷戦隊司令として軽巡「矢矧」で随伴し「大和」の最期を看取っている等『大和』型戦艦と縁が深い。
「ははは。こんな体たらくでは角田さんに怒られてしまうな」「どうする?そんなのは決まっているだろう……その敵も徹底的に叩くぞ!」

山本五十六(やまもと いそろく)
 前聯合艦隊司令長官。帝国海軍大将。前作本編開始前に突然司令を辞任してモナコへと旅立ってしまった人。
 何をしているのかと思ったらやっぱりギャンブル。
 10ヶ月前に日米終戦の報を聞くと、「今度はラスベガスだ!」とアメリカへ行ってしまった、筋金入りのギャンブラー。
「(ギャンブルを)や ら な い か」

アメリカ


チェスター・ニミッツ
 元第一艦隊司令長官。対米戦でのトラック島近海に出撃した際、新鋭艦「十勝」を中核とする水雷隊による攻撃で降伏を余儀なくされる。
 戦後、帰国してからは更迭されたキング元帥の後釜として作戦本部長に就任する。
 春香との歓談をしていた彼の執務室に一通の電報が舞い込んできたことから当物語の幕が上がる・・・
 対米戦の前章と違って米側の登場人物が彼しか出ていないため、米海軍の不甲斐なさに対して彼に「シッカリしろよ」などの檄が飛んでしまう貧乏くじに逢う。

イギリス


ジョージ6世
 イギリスならびに海外自治領の国王兼インド皇帝。劇中では律子と会談している場面が印象的なためか腹黒な面が目立つが
(とはいえ史実以上に強力な独逸相手に自国民を守るためには腹の探り合いも必要で清廉潔白ではやってられない事情もあるが)
 第一次世界大戦で海軍・空軍に従軍し、1916年のユトランド沖海戦時には戦艦「コリンウッド」に乗艦していた武闘派な一面もある。
 史実では生来病弱であり、ロンドン空襲で命を落としかけるも、「国民が皆危険に晒されているのに、その君主である自分達が逃げ出す訳にはいかない」として、側近の進言を押し退けてロンドンから疎開せず、常にイギリス国民の先頭に立ってドイツ軍の空襲に耐えた。そのため英国本国では生涯がドラマ化されるほど人気が高い。
 また大変良好な家族愛の持ち主で家族について言及するとき、常に「私たち4人(Us Four、妻と2人の娘、そして自分自身)」という逸話もある。

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