作品別用語集 - 続・天海提督の決断Part.2

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■続・天海提督の決断Part.2

こちらでは同作品で登場する艦艇や用語等の紹介がメインです。
人物編は「続・天海提督の決断」Part.1を参照してください。

兵器・艦艇編

大和

 同作品でおいても世界最強レベルの戦艦として名高い『大和』型戦艦一番艦。同型艦に「武蔵」
当作品では三番艦「播磨」四番艦「越後」がある。
 前大戦劇中では第一機動艦隊(一機艦)第一部隊に所属し、一時は艦隊旗艦として航空基地砲撃等で戦果を上げる。
 今作では一機艦の再編成に伴い星井美希司令指揮の元、「播磨」「越後」「武蔵」とともに第一戦隊を構成する。
+以下各艦紹介
 播磨 (架空艦) 三番艦。第一機動艦隊旗艦。史実での三番艦は空母に改装された「信濃」である。
 同作品では前大戦時に開戦のドタバタで建造が中止されていたが、進水はしていた模様。
命名の由来はおそらく美希が主人公として活躍する別所就治Pの「美希の天下創世」→「播磨のゆとり」から来ていると思われる。
艦隊司令である美希や副司令・五藤存知少将と共にし、46cm主砲が独英戦艦・空母に対して火を噴く海軍軍人にとって夢のようなシチュエーションを披露している。
「本艦を何だと思っているんですか?帝国海軍最強の大和型戦艦ですよ!いつでも行けます!!」

 越後 (架空艦) 四番艦。史実では正式な呼称が無く単に「111号艦」とされていた(『大和』級が活躍する架空戦記だと「紀伊」「甲斐」「尾張」等の表記がある)ミッドウェー海戦での空母喪失や戦局の逼迫により、建造中止となり資材が「伊勢」「日向」の航空戦艦改造に使われる。
 同シリーズでは空母部隊が全滅する事態は無く(前日譚除く)、予定通り建造されており「播磨」と同時期に竣工した模様。
命名の由来は美希のオニギリ好き「オニギリ=お米=コシヒカリ」→主産地が新潟県=「越後」から来ていると思われる。「播磨」の僚艦として行動を共にしており、損傷も多いが戦果も相応に多い。

武蔵 二番艦。三菱重工長崎造船所建造。史実では就役後すぐに聯合艦隊の旗艦になるも、山本五十六長官の遺骨を本土に持ち帰ったり、古賀峯一長官の殉職により聯合艦隊旗艦の座から降ろされ、最期は「大和」「長門」の弾除けに近い形で米軍機の雷撃20本あまり・爆弾多数(20発以上)と言う軍艦史上最多・空前絶後の損害を受けシブヤン海に消えるという散々な結果だった・・・。
 尤も戦後の架空戦記上でもその役割は健在で「大和」にはそれこそ数え切れないほどの主役として活躍する小説・映画・漫画・アニメがあるのに対して「武蔵」には殆ど無い状況である
(「大和」と敵対して撃ち合ったり、米軍に接取されて日本型船体の上に米式艦橋が乗っかるキメラな姿になったり、『戦艦「武蔵」殺人事件』なるサスペンス物になったり華々しいのが殆ど無い)

 劇中では美希の指揮の元で『大和』型4隻による統一砲撃で艦としては格上であるH級戦艦を轟沈せしめるなど史実の鬱憤を晴らすかのごとく活躍する。

比叡

 『金剛』型巡洋戦艦(当初の艦分類)二番艦。1914年8月4日に竣工。第二機動艦隊旗艦であるが、艦歴が30年に達しようとする歴戦艦。如月千早司令の座乗艦として、インド洋・紅海・地中海と転戦する。対米戦では第一機動艦隊・第三戦隊旗艦で伊藤整一中将が座乗していた。
+以下艦型・各艦紹介
 超弩級戦艦の建艦競争で欧米列強に遅れを取っていた日本が技術格差を埋めるべく同盟国だったイギリス・ヴィッカース社に『最強の戦艦を』と建造を依頼したのが一番艦「金剛」実際『金剛』型の35.6cm主砲は発注元である当時の英海軍でも装備されておらず、名実共に当時『最強の戦艦』だった。
 「金剛」の建造が進む中設計図が日本に届き、それを元にして国内で建造されたのが「比叡」「榛名」「霧島」の『金剛』型戦艦である。
 ちなみに『金剛』型の建造で得た技術を元にして超弩級戦艦として国内で初めて設計建造されたのが春香座乗の『扶桑』型戦艦。
 「比叡」は横須賀海軍工廠で建造され「榛名」「霧島」は民間の造船所に発注。これにより日本全体の船舶建造技術が向上し、目的だった技術格差を埋めることを達成。「長門」「大和」といった世界最大の戦艦を生み出す基盤となった。
二度に渡る大改装で30ノットの高い速力を持つ「高速戦艦」に生まれ変わった『金剛』型戦艦は日本戦艦群の最古残でありながら、空母と戦列を組める利点を活かし機動部隊の護衛や航空基地への艦砲射撃などに運用され、皮肉なことに太平洋戦争で最も活躍した戦艦として連合軍では評価された。
 『大和』型と並び称される『アイオワ』級戦艦も一説には高速で疾走する『金剛』型の制圧のために高速性能を付加したとされている
(『大和』型の性能を知らなかった海軍首脳は日本の新型戦艦に対しては当初『サウスダコタ』級や建造予定だった『モンタナ』級で対応する戦術だった)
比叡
 「比叡」は小改修後のワシントン軍縮条約により練習戦艦(主砲と機関、装甲を減らす事で主力戦艦として運用を禁ずる)として第一線を退いていたが、主砲を一基外したことで余裕のある艦内構造によって来賓向けのクルーザー然とした改装を施され、「御召艦」として選抜される栄誉を受ける。
(観艦式などで天皇・皇室が乗り込む船を指し戦前としては最高の名誉とされた「お召し列車」と同様、人格を含めて軍人として最高クラスの技量が要求される)
加えて切手や写真集の絵柄として採用されたため、国民の人気が非常に高く当時の最強艦である「長門」「陸奥」と並び賞される程の人気者だった。後に軍縮条約の脱退により現役復帰の際、姉妹艦が二度行った大改修を一度に行い『金剛』型4隻が揃って高速戦艦として整備された。

 仮空戦記では史実同様に高速戦艦としての使い勝手の良さは健在で「比叡」は更なる近代改装によりガスタービンが装備されたり(作品によってはイージス艦以上の35ノットを出すほど)レーダー連動式の対空射撃や主砲斉射、ミサイル発射を披露するなど同型艦の中でも特に活躍している。おそらくこれには二次改装時に『大和』型戦艦のテストケース艦としての役割も担っていたことも影響しているためと思われる。
(艦橋が大和型同様の近代的な塔型の艦橋。他の戦艦は鐘楼式艦橋)

金剛 一番艦。対米戦では第一機動艦隊第三戦隊・伊藤整一中将の指揮下にあった。現在如月中将直下の第二機動艦隊(二機艦)第一戦隊所属。

 前述通り英国・ヴィッカース社建造。設計したのはヴィッカース社の主任設計師ジョージ・サーストン卿。英海軍では不可能だった設計上のさまざまな制限も無く自由に設計できたため、極めてバランスが取れた戦艦が出来たと絶賛された。日本が外国に発注した最後の戦艦であり、太平洋戦争で唯一の外国産の主力艦になった。その艦型の均整の取れた姿から「英国娘」「帰国子女」と呼ばれることもある。
(東西の例外なく軍艦は多数の男性船員を抱える姿から「母性=女性」として偶像化されることが多く、艦長の手記・訓告や小説などでは艦の人格が女性の守護霊となって見守ったりと様々な逸話がある)

 余談として「金剛」の装甲鋼鈑には、当時ヴィッカース社新開発の特殊鋼板「VC鋼板」が使用されていたが、ドリルで穴を開けようとすると通常の国産鋼板の加工が出来るドリルが折れてしまう珍事が起こった。そのためワシントン軍縮会議では一番艦だった「金剛」ではなく後発・国産のはずの「比叡」が現役引退する原因になったとされている。

霧島 四番艦。三菱重工長崎造船所建造。対米戦では第一機動艦隊(一機艦)第二戦隊旗艦で小澤治三郎副司令が座乗。後に「金剛」と同じく二機艦第一戦隊所属。

 後述の「榛名」と共に日本戦艦として初めて民間造船所が手がけた戦艦である。この時の建造の実績により『大和』型二番艦「武蔵」の建造を請け負ったとされている。
 史実では陸上目標に対して艦砲射撃が絶大な破壊力を証明した初めての戦艦(「比叡」もだが)であり、太平洋戦争での日本戦艦中唯一戦艦同士の撃ち合いで沈んだ艦である(『ノースカロライナ』級戦艦「ワシントン」による砲撃)
 後に三菱長崎造船所は「霧島」の名を受け継ぐ『こんごう』型イージス護衛艦「きりしま」を建造するというのは運命的なものを禁じえずにはいられない。

榛名 三番艦。川崎重工業神戸造船所(戦艦「伊勢」空母「瑞鶴」建造元)建造。対米戦では一機艦・第二戦隊所属。「金剛」「霧島」同様、対独戦では二機艦第一戦隊所属。

 史実においては、最前線にあって主要海戦の多くに参加して『金剛』型戦艦としては、唯一終戦まで艦の姿を保ったこと(大破着底したとはいえ)から『幸運の空母』とも賞される空母「瑞鶴」『栄光の幸運艦』駆逐艦「雪風」と並び評される「日本海軍の武勲艦」として挙げられている。
 戦後解体されてからもその終末を解体という形で迎えたことから、諸書には『戦艦榛名は戦後復興のための資材となった』などの感慨深げな記述がしばしばされている。
 同艦の艦長として「天海提督~」シリーズに出ている人物として小澤治三郎軍令部総長や伊藤整一参謀長(当時は大佐)がいる。
 幸不幸はあれど、それぞれ軍艦として華々しい活躍があったことから『金剛』型は戦史ファンからの人気が高く、宇垣Pも好きな艦として挙げている。


高雄

 『高雄』型重巡洋艦一番艦。1932年5月31日に就役。前章の対米戦では第五水雷艦隊の旗艦として、トラック群島から米西海岸まで転戦した歴戦の艦。伊織の艦隊司令就任により同型艦『鳥海』に旗艦が移る。
+以下戦況
  • 対独開戦前、美希が焼きオニギリを作ろうとした際に小火騒ぎになり、その後の英領セイロン基地攻略では英軍の夜間空襲により大破するなど今作では何かと災難に絶えない。
  • 対独最終決戦では空母部隊を相手に被雷し、壮絶な最期を迎えた。

長門

 『長門』級一番艦。兄弟艦に『陸奥』。1920年11月25日竣工。第三機動艦隊旗艦で前大戦に引き続き三浦あずさ司令長官の座乗艦である。相変わらず「半潜状態」なのはお約束である(笑)
+以下戦況
『長門』『陸奥』両艦共に米東海岸奪還戦で大破、あわや撃沈かと思われたが、救援に駆けつけた帝国海軍最後の隠し球「土佐」の支援で窮地を脱する。

浅間 (架空艦)



土佐 (架空艦)

+以下戦況
  • 第八章の終盤で小澤治三郎総長から宇垣少将を通じて春香に託された対独戦の切り札的存在。
  • 第九章の米国東海岸奪還戦で窮地に陥った第三機動艦隊を救援に駆けつける。指揮を執るのはもちろん天海春香大将。
八八艦隊
 大正九年(1920年)に予算成立された「戦艦8隻・巡洋戦艦8隻」を中核とする艦隊決戦のための建造・整備計画。
 元は日露戦争終結後最大の仮想敵国であるロシア・バルチック艦隊が壊滅したため、米海軍を仮想敵と定め明治40年(1907年)に艦隊整備の構想がスタートした。当初は一等戦艦8隻・装甲巡洋艦8隻だったが弩級戦艦や巡洋戦艦の誕生、第一次世界大戦のジュットランド海戦などの経過により上記の通りに変化していったが、実際には艦歴8年未満の新型艦で編成された40cm主砲の攻撃力とポストジュットランド戦艦としての防御力、世界標準を凌ぐ26ノット以上の走破性能を併せ持った「高速戦艦16隻」といってもよい構成になった。以下は各艦の建造計画及びデータである。尚、一部異なる要目もあり。
  • 大正六年(1917年)『長門』型戦艦「長門」「陸奥」(40cm砲連装4基8門・26.5ノット・33,800t)
『天城』型巡洋戦艦「天城」「赤城」(同砲連装5基10門・30ノット・41,200t)
  • 大正七年(1918年)『加賀』型戦艦「加賀」「土佐」(同砲連装5基10門・26.5ノット・39,900t)
『天城』型巡洋戦艦「高雄」「愛宕」(同上)
  • 大正九年(1920年)『紀伊』型戦艦「紀伊」「尾張」「駿河」「常陸」(同砲連装5基10門・29.75ノット・42,600t)
『筑波』型巡洋戦艦「筑波」「八海」「妙義」「身延」(46cm砲連装4基8門・30.0ノット・47,500t)
※紀伊型戦艦の「駿河」「常陸」筑波型巡洋戦艦の艦名は「軍艦越後の生涯」からの引用で一般的に「第11.12号戦艦」「第13号型巡洋戦艦」と呼ばれる。
 同時期に米海軍においても「3年計画」通称「ダニエルズ・プラン」が計画され戦艦12隻・巡洋戦艦4隻の建造計画があり、『コロラド』級戦艦の「コロラド」「ウェスト・バージニア」「メリーランド」と空母に改装された「サラトガ」「レキシントン」が著名。
 実現していれば史上空前の水上艦隊が生まれていたが、あまりの巨額で国家の財政逼迫は必至であり(艦隊の維持費だけで当時の国家予算の半分を食いつぶすとの試算があった)更に折からの世界恐慌により、ワシントン軍縮条約が成立し、結局完成したのは「長門」「陸奥」と空母に改装された「加賀」「赤城」のみで八八艦隊は日の目を見る事は無かった。

 「天海提督の決断」シリーズにおいては「長門」「陸奥」に加えて計画艦を凌ぐ「大和」「武蔵」「播磨」「越後」「土佐」「讃岐」の戦艦8隻と『浅間』型巡洋戦艦4隻が就役しており、ある意味八八艦隊は実現しているとも言えなくないのは当記事記者のみではないであろう。

H級戦艦 (架空艦)

 史実における独逸第三帝国の超弩級戦艦『ビスマルク』級の後継艦として計画が進んでいた戦艦で「H級」は計画時のコード番号(ほぼ同様に「大和」にも「A-140」の番号がある)進水した暁には「フリードリッヒ・デア・グロッセ」(艦型名の由来)「グロース・ドイッチュラント」等の呼称がある。
 元々『ビスマルク』は軍縮条約以降の新世代艦でありながら建造期間の短縮のため、第一次大戦時の超弩級戦艦『バイエルン』の設計を流用しており、近代戦でのダメージコントロール等に不安が残る艦であった。加えて当時同盟国であった日本の新型戦艦建造(もちろん『大和』型)に刺激された総統ヒトラーが開発・建造を指示したとされている。
 当初の計画である『H39』級は全長277m・基準排水量57000tに加えて16インチ(40.6cm)主砲連装4基8門に砲撃管制用レーダーを標準搭載する上で、ポケット戦艦での実績があるディーゼル・エレクトリック推進による30ノットを発揮できる独逸の科学力の総力を結集した高速戦艦として、4隻が計画・建造されていたが、第二次世界大戦の勃発によりキャンセルされ日の目を見ることなく終わった。
 劇中に登場する『H42』級・『カイザー』級(通称『H44』級)は『H39』級を更に拡大した船体を持っており『H42』級は砲門数は変わらないが17インチ(42cm砲)で9万トンクラス・32ノットの高速戦艦。
『カイザー』級は20インチ(50.8cm)砲を連装で8門を搭載する12万トン超で実に350m級の船体を持つ超戦艦として計画されていた。
 火器に関しては世界最大の列車砲「カール」野戦砲「ドーラ」などの巨大砲建造実績があった独逸だけに戦局によっては実現の可能性が充分あったと思われ、欧州戦線を扱った架空戦記では『大和』型を凌駕する大きさの艦だったためか、劇中のような聯合艦隊のライバル役としての出番が散見される。

蒼鳥 (架空艦)

 日本海軍の誇る新型正規空母。1942年9月7日竣工。
 最大速力36ノットという水雷戦隊にも余裕で追随できる超快速艦であると同時に、高角砲72門、対空機銃172門
 を搭載する類を見ない重防空空母でもある。外見はおそらく舷側に砲身がズラリとならぶハリネズミになっている
 ことだろう。その上搭載機数72機を確保している空前の巨大空母である。
 一番艦は「蒼鳥」、二番艦は「弥生鳥」、三番艦は「小鳥」。
 「蒼鳥」「弥生鳥」共々、前大戦最終話の決戦にて登場。「蒼鳥」は第一機動艦隊の旗艦として、Z旗を掲げる大役を担った。
 今作においては艦隊再編成により「弥生鳥」ともども第二機動艦隊(二機艦)に編入され、萩原雪歩少将が座乗する。
 また、新たに三番艦「小鳥」が就役し第三機動艦隊に配備される。
+詳細
(半ば妄想)艦性能などの詳細は蒼鳥級空母にあります。


十勝 (架空艦)

 『蒼鳥』型正規空母と時を同じくして建造が開始される事になった日本海軍の最新鋭重巡洋艦。艦長は双海真美。
 『最上』型重巡洋艦「鈴谷」(設計変更の為、最上型と類別し「鈴谷型」という資料もあり)を原型に設計された
(米第一艦隊チェスター・ニミッツ長官も『最上』型と誤認していた)
 最新技術を惜しげもなく投入し、38ノットという当時の駆逐艦以上の足の速さを誇りながら、20.3㎝連装砲5基・高角砲12門・機銃60門・魚雷三連装発射管4基を装備し、さらにはそれまでの日本の巡洋艦には装備された事のない対潜装備をも装備した重武装艦でもある。
 一番艦は「十勝」、二番艦は「石狩」1942年7月に就役。亜美曰くゲテモノ艦。
対米戦十四話で初陣を飾り、猛威を振るった。
 今作において、同型艦「天海」「菊地」も就役し同型艦4隻による戦隊を構成する。
+以下ネタバレ注意
今作ではシステム上、対潜装備が使用不可能になり(艦艇で対潜装備が出来るのは軽巡と駆逐艦)相対的に戦力ダウンになってしまった。
+詳細
(半ば妄想)艦性能などの詳細は十勝級重巡洋艦にあります。

撫子型(架空艦)

 従来の駆逐艦と比して耐久力・対空火力を増やした新設計の1等駆逐艦。12.7cm両用砲を主砲として高角砲を4門配置する艦隊護衛型である。
 日本の駆逐艦は命名法として植物名を2等駆逐艦、自然現象を1等駆逐艦に割り振っているが、同型は2等艦の松型駆逐艦の予算を流用して建造されたため、1等艦でありながら植物名での命名になった。現在ネームドシップの「撫子」以下「芙蓉」「八重桜」「桔梗」「枯葉」「蕾」が竣工している。

+以下ネタバレ注意。艦名紹介
  • ちなみにこれ等の共通ワードはPCゲーム・アニメ『SHUFFLE!』のヒロインの名前から取っている(笑)
  • 改良型の『改・撫子』型も就役しており、「楓」「椿」「梅」「梨」の4隻が第三機動艦隊にそれまでの駆逐艦に代わり配属された。

梓 (架空艦)

 対米戦で絶大な破壊力を発揮した酸素魚雷を最大限装備(5連装・10基)した重雷装艦。
同型艦に「入間」「宇治」「吉野」「厳島」「高島」「高根」「御門」「隅田」「仁淀」「黒部」「大淀」がある。
「梓」「入間」「宇治」「吉野」は第九支援艦隊所属、
「厳島」「高島」「高根」「御門」は第五水雷艦隊所属、
「隅田」「仁淀」「黒部」「大淀」は第十一艦隊所属になる。
+以下ネタバレ注意

時雨

 『白露』型駆逐艦二番艦。1936年9月7日竣工。数々の激戦をくぐりぬけ、傷つきながらも生還を果たし続け「呉の雪風、佐世保の時雨」と呼ばれるほどの殊勲艦であった。史実では最終的に1945年1月24日、潜水艦「ブラックフィン」の雷撃を受け沈没。前作では、第五水雷艦隊に開戦時から所属し、激戦を潜り抜けてきた。
+以下戦況
対英独戦緒戦であるインド洋侵攻作戦終盤において、Uボートとの戦いの最中で魚雷を受け轟沈。その最期をみとった人々からは「時雨P---!!」「じあめP---!!」といった、「時雨」の喪失を心から惜しむ声が寄せられた。ついに如月千早提督率いる艦隊への転属は適わぬままの無念の戦没であった。
しかしながら当記事編集者は、「時雨」の奮闘と犠牲こそが第二機動艦隊の損害を空母一重巡一の大破に押し留め壊滅の憂き目を回避させたのであり、「時雨」は如月千早提督を守る鬼と化してその本懐を果たし、海に散っていったのだと確信するものである。

航空機編

富嶽(架空兵器)

 中島飛行機(現在の富士重工や日産自動車の元になった航空工廠)とボーイング社の共同開発による6発(エンジンが6基)の大型重爆撃機。米表記は「B-30」
当時の主力陸上攻撃機「一式陸攻」を更新する機体として、中島飛行機が提唱した重爆「深山」が不採用になった際の並行開発として計画されていた『Z飛行機計画』を母子としている。
 当初は日本で未開の領域だった戦略爆撃機の開発は困難だったが、B-17・フライングフォートレスのライセンス生産(同作中の日本名「連山」史実でも和製B-17と言われる機体である)を契機に提携したボーイング社との共同開発という荒業で1943年3月に完成した。高度6000メートルから海面スレスレまでの急降下からの引き起こしをしても分解しないほどの機体強度を誇る。
 同機の元ネタとしては檜山良昭氏著「大逆転!幻の超重爆撃機『富嶽』」が著名。
 また、B-30は存在しない機体であるが、XB-30は計画上存在する。開発はボーイングでなく、ロッキード(現:ロッキード・マーティン)だったが、実機が完成することなく終わったこちらも幻の機体である。設計案はその後C-69輸送機として日の目を見たという。
 作中における外観上はパッと見、B-29 スーパーフォートレスの6発エンジン機に見える。

二式大攻(架空兵器)

 川西航空機の名機「二式飛行艇」(作中では「二式大艇」劇中でも登場)を陸上攻撃機に改設計した機体。CGからは機体底部のフロートを葉巻状にして両翼のフロートを外した感じ。なお、川西航空機は同機を発展させ二式大攻改『泰山』を開発。正式に採用される。
 余談だが川西航空機は戦後、後身企業である新明和工業として再度国産飛行艇「PS-1」の制作に携わり世界最良のターボプロップ飛行艇を完成させたことでも知られる。


烈風72型(架空兵器)

 「零戦」の後継機一一式艦上戦闘機「烈風」の後継機で夜間戦闘能力を付与した全天候型。最高速度720kmという驚異的なスピードを誇る。
+性能諸元
最大速度 720km
航続距離 4200km
武装 20mm機銃2挺、12.7mm機銃4挺
爆装 最大800kg

彗星72型(架空兵器)

 上記の烈風72型と同様に夜間戦闘能力を付与した。爆撃能力が大幅に向上した「彗星」三三型の正常進化型。艦上爆撃機でありながら「零戦」とサイズが殆ど変わらないコンパクトな機体。
+性能諸元
最大速度 601km
航続距離 3000km
武装 12.7mm機銃2挺
爆装 最大1000kg

流星72型(架空兵器)

 上記機同様夜間・全天候攻撃力を追加・強化した艦上攻撃機「流星」の改良型。火力は減ったものの防弾性能は格段に向上し、被撃墜率は低下した。史実では水平爆撃・雷撃・急降下爆撃の全てをこなせる機体として開発された「遅すぎた万能機」用途の使い勝手や特徴的な逆ガル式(逆ガルウィング)の主翼形状からか架空戦記では零戦と並んで出番が多い。
+性能諸元
最大速度 600km
航続距離 2000km
武装 12.7mm機銃2挺
爆装 最大1000kgまたは魚雷1

彩雲72型(架空兵器)

 任務中に打った「我に追いつくグラマン無し」の通信で有名な艦上偵察機「彩雲」の全天候・夜間対応型。航続距離5000km・速度625kmの足の長さを利用しての強行偵察が主任務。
+性能諸元
最大速度 625km
航続距離 5000km
武装 12.7mm機銃2挺
爆装 最大120kg

瑞雲72型(架空兵器)

 水雷艦隊及び戦艦に配備される水上偵察機「瑞雲」一一型の全天候・夜間対応型。水上機という制約上速度や航続距離では「彩雲」に及ばないものの、高いバランスで水雷艦隊の「目」として活躍する。
+性能諸元
最大速度 510km
航続距離 3000km
武装 12.7mm機銃3挺
爆装 最大120kg

 ・・・形式番号に作為的なものを感じるのは当記事筆者だけではないだろう。というか作為以外の何者でもない(笑)

部隊


第一機動艦隊(一機艦)

 対独宣戦により旧第一機動艦隊と第二機動艦隊を再編成して構成された新鋭艦隊。司令長官は星井美希中将(1944年度以降大将に昇進)。
『大和』型戦艦4隻と正規空母4隻、新型艦『十勝』型重巡洋艦4隻を擁する日本海軍最強の打撃艦隊である。航空部隊としては第二・第五航空戦隊が所属。幕僚として副司令・五藤存知少将、戦隊司令・双海真美大佐(名義は亜美)が名を連ねる。

 所属艦一覧(開戦時)
 戦艦「播磨」(艦隊旗艦)「越後」「武蔵」「大和」
 空母「翔鶴」(戦隊旗艦)「瑞鶴」「飛龍」「蒼龍」
 重巡「十勝」(戦隊旗艦)「石狩」「天海」「菊地」
 駆逐艦「芙蓉」「八重桜」「朝霧」「夕霧」
 航空兵力 第二航空戦隊146機、第五航空戦隊168機、計314機
+以下戦況
  • 紅海攻略戦では『大和』型4艦と千早の第二機動艦隊所属の『金剛』型4艦による一斉射撃を披露。水上艦艇としては現時点で最強クラスの破壊力だろう。
  • 英領ジブラルタルまで激戦を潜り抜けてきて大破は多数あるが、喪失艦は無いという驚異的生存率を誇った。
  • 艦隊BGMはアニメ版『ジパング』の「『みらい』テーマ」美希の持ち歌「relations」(最終章)

第二機動艦隊(二機艦)

 第一機動艦隊とともに対独宣戦により旧第一機動艦隊を中核に再編した艦隊。司令長官は如月千早中将(後大将)。新鋭空母『蒼鳥』型に『飛龍』型・改「雲龍」「翠龍」を加え、艦隊護衛として『金剛』級4隻で構成された航空攻撃特化型の高速機動艦隊である。
 航空部隊は第六航空戦隊が所属し、萩原雪歩少将が戦隊司令兼艦隊副司令を務める。経験が少ない六航戦と運用が未知数な新造艦が中核のため、機動部隊の指揮経験が豊富な如月提督が抜擢された。
 なお陸軍の要請による英領セイロン基地攻撃のため、揚陸艦2隻が編入されている。

 所属艦一覧(開戦時)
 戦艦「比叡」(艦隊旗艦)「霧島」「金剛」「榛名」
 空母「蒼鳥」(戦隊旗艦)「弥生鳥」「雲龍」「翠龍」
 重巡「最上」「三隈」「鈴谷」「熊野」
 駆逐艦「野分」「嵐」
 揚陸艦「せりあ丸」「ぶらじる丸」
 航空兵力 第一航空戦隊144機、第六航空戦隊126機、計270機
+以下戦況
  • セイロン島基地を攻略するも、空母「翠龍」重巡「鈴谷」を大破、駆逐艦「野分」を喪い、揚陸艦を第三機動艦隊に移す。
  • マダガスカル攻略作戦時には揚陸艦を正式に除隊、『撫子』級駆逐艦「撫子」「桔梗」「枯葉」「蕾」を編入、航空基地を攻略する。
  • ジブラルタル攻略戦では萩原少将の指揮による第四次攻撃隊により、英戦艦部隊にトドメを刺した結果になった。艦隊BGMは千早と雪歩のデュエット『Inferno』

第五水雷艦隊(五水艦)

 『高雄』型重巡洋艦と改『阿賀野』型軽巡洋艦を中核として構成された日本海軍随一の水雷艦隊。前任の星井美希中将に代わって水瀬伊織少将(後に中将)が艦隊司令を務める。副司令には転属した五藤存知少将に代わって木村昌福少将が務める。

 所属艦一覧(開戦時)
 重巡「鳥海」(艦隊旗艦)「高雄」「摩耶」「愛宕」
 軽巡「水瀬」「綾瀬」「音無瀬」「岩瀬」
 駆逐艦「時雨」「村雨」「五月雨」「春雨」「海風」「江風」
+以下戦況
  • 英軍の夜間空襲とドイツUボート艦隊による攻撃により、旗艦「鳥海」を始め「高雄」「音無瀬」は大破、軽巡「水瀬」・駆逐艦「時雨」以下3隻を喪い、半ば艦隊行動を封じられることになった。
  • マダガスカル攻略作戦では『白露』型駆逐艦を全て『朝潮』型の「朝潮」「大潮」「満潮」「荒潮」「霞」「朝雲」「山雲」「夏雲」「峯雲」に変え、駆逐艦9隻・巡洋艦7隻体制になる。
  • 喜望峰海戦前に喪失した駆逐艦「朝潮」「荒潮」「山雲」「夏雲」に代わって、最新艦である『梓』型重雷装艦「厳島」「高島」「高根」「御門」を編入し、実に巡洋艦10隻という大所帯になる。同海戦では独海軍最新鋭艦のH級相手に損失・脱落艦無しという僥倖を達成する。
  • 艦隊BGMとして伊織の持ち歌『私はアイドル』が使われている。
  • 独逸との最終決戦では第四水雷艦隊と統合。重巡・重雷軽巡8隻の体制で迎える。

第三機動艦隊(三機艦)

 『長門』型戦艦「長門」「陸奥」、水上機母艦を改修した『千歳』型軽空母を擁した新設艦隊。司令長官は三浦あずさ中将(大将)。副司令として古村啓蔵少将が就く。

 所属艦一覧(編成時)
 戦艦「長門」(艦隊旗艦)「陸奥」
 軽空母「千歳」「千早」「千代田」「瑞穂」
 重巡「足柄」「妙高」「那智」「羽黒」
 駆逐艦「黒潮」「親潮」「早潮」「夏潮」
 揚陸艦「せりあ丸」「ぶらじる丸」
 航空兵力 第七航空戦隊60機、第八航空戦隊60機、計120機
+以下戦況
  • 奇襲を受けた四水艦を救助後、一機艦への攻撃を続行していた正規空母4隻の機動部隊「英インド洋艦隊」を捕捉。旗艦「長門」「陸奥」が大破、駆逐艦「黒潮」「夏潮」を失うものの全滅させる。
  • 一旦は内地帰還となったが、マダガスカル駐留時には軽空母部隊を外し、空母「赤城」『蒼鳥』型三番艦「小鳥」、改『飛龍』の『雲龍』型「天城」「葛城」を加えて、被害が大きかった駆逐艦を改『撫子』型「楓」「椿」「梅」「梨」に更新。本格的な機動艦隊として整備された。(この時点で航空兵力は289機に)
  • しかし、米東海岸奪還戦で第五水雷艦隊と共に作戦に参加するも、旗艦「長門」「陸奥」が大破、航行不能になる大損害を受ける。もはやこれまでと思われたが、救援に駆けつけた第十一艦隊によって虎口を脱した。
  • 対独最終決戦ではノルマンディ上陸作戦の所属艦隊として後方支援を担当する。

第四水雷艦隊(四水艦)

 『青葉』・『古鷹』型重巡洋艦を中核として、駆逐艦11隻を有する水雷艦隊。艦隊司令官は菊地真少将(中将)。
一時的に二機艦の「嵐」を編入して駆逐艦4個戦隊体制になる。

 所属艦一覧(編成時)
 重巡「青葉」(艦隊旗艦)「衣笠」「加古」「古鷹」
 駆逐艦「秋雲」「夕雲」「浦風」「磯風」「浜風」「谷風」「萩風」「舞風」「初風」「天津風」「時津風」
+以下戦況
  • 初陣のマダカスカル制圧戦では駆逐艦「磯風」「萩風」「舞風」「時津風」を喪う。
  • 紅海攻略戦では戦艦部隊を見失うものの、美希の第一機動艦隊と連携して機動部隊を全滅。喪失艦無しの大勝を上げる。
  • 東地中海では水上艦隊として独逸機動艦隊と初の会敵をし、水雷格闘戦による反復攻撃で快勝する。BGMは勿論「名将・真」の代名詞『迷走mind』

第九支援艦隊(九艦隊)

 『浅間』型巡洋戦艦・『梓』型軽巡洋艦などの新鋭艦を中核とした新設艦隊。当初支援艦隊だったが、第二機動艦隊の後退により、主戦力として対伊戦で前線に出る。艦隊司令は音無小鳥中将。

所属艦一覧(編成時)
巡洋戦艦「浅間」(艦隊旗艦)「阿蘇」「吾妻」「伊吹」
軽空母「千歳」「千早」「千代田」「瑞穂」
軽巡「梓」「入間」「宇治」「吉野」
駆逐艦「海風」「江風」「暁」「響」
航空兵力 第七航空戦隊60機、第八航空戦隊60機、計120機
+以下戦況
  • 初陣の対伊戦では機動部隊を発見するが、新設艦隊ゆえの錬度不足から不動目標である敵基地攻撃を優先する。その際、艦隊の中核である『浅間』型戦艦の長所を活かすため、敢えて直援機を擁する軽空母部隊を切り離す大胆な運用を行う。
  • シチリア沖海戦での駆逐艦喪失に対しての増援が旧型の『特型』駆逐艦「白雪」「初雪」というのがかなり切羽詰った状況を象徴している。
  • 対独最終決戦では当初の支援艦隊としての目的通り持ち前の機動性で巡洋戦艦を中心に補助艦艇への攻撃に徹した。

第十一艦隊

+以下ネタバレ有り・戦況
 北米戦線への本格参戦により、急遽内地から回航された艦隊。艦隊司令として元駐米将官である天海春香大将が就任、参謀長として砲撃戦の第一人者宇垣纏少将が務めた。
 日本海軍最強・最後の戦艦『土佐』『讃岐』を擁し、艦隊直衛として軽空母「日進」「龍鳳」『梓』型重雷撃艦4隻、『秋月』型対空駆逐艦を配する帝国海軍伝統の独立打撃艦隊である。

所属艦一覧(編成時)
戦艦「土佐」(艦隊旗艦)「讃岐」
軽空母「日進」「龍鳳」
軽巡「隅田」「仁淀」「黒部」「大淀」
駆逐艦「秋月」「照月」「涼月」「初月」
航空兵力 第九航空戦隊62機

  • ニューヨーク沖海戦には途中参戦ながら、初弾で夾叉(敵艦を挟んで着弾。小型艦なら間違いなく轟沈する)し、独巡洋艦部隊をことごとく撃ち砕いた。
  • 独逸との最終決戦では旗艦「土佐」以下「讃岐」は第一機動艦隊所属、「隅田」以下の小艦艇は第二・五・九艦隊所属になる。

主な海戦

セイロン沖海戦

アラビア海海戦

マダガスカル沖海戦

紅海海戦

ギリシア沖海戦

シチリア沖海戦

喜望峰海戦

ジブラルタル沖海戦

ニューヨーク沖海戦

ドーバー海戦

バルト海海戦


コメント他

軍艦越後の生涯

 序章の一機艦・二機艦設立時のコメントより。中里融司氏著作。
 作中では、この世界の軍艦には少女の姿をした「船魂」が存在して、彼女たち(?)が物語の重要な要素として登場するというある意味アイマス架空戦記と同じ方向性の「萌え架空戦記小説」である。
(作品のシナリオそのものは至ってシリアスかつ悲壮な物語であるが)
 ちなみに主役格の『越後』の「船魂」の姿は百合模様の着物を着た純情可憐一途な黒髪+手毬付少女(11~12歳くらい)他にもりりしい海軍第二種軍装の姿をした「大和」(勿論女の子)や男装の剣豪姿の「武蔵」、巫女装束の「比叡」、英国式ウェイトレス(DLCのメルヘンメイド律子を想像してもらえるとほぼそのまま)の「榛名」、ウェスタンルックな米戦艦ete・・・
(なお同作の挿絵・コミカライズ版の担当として「日本オタク大賞」特別賞受賞の『新・旭日の艦隊』の作者飯島裕輔氏が挙げられる)
 同シリーズを観ているユーザーの好みにかなり近いと思われる…と思ったら当作第八章の番外編・第拾章で宇垣P本人によるネタで披露された。

おとボク

 第七章「喜望峰浪高し」宇垣Pのコメントより。『梓』型重雷装艦の艦名の由来はPC・PS2ゲーム『処女(おとめ)はお姉さま(ボク)に恋してる』通称・「おとボク」のヒロインの名前から取っている。「御門」「厳島」「高島」「高根」が該当する。
 ストーリーはお嬢様女学院に女装して通う事になった主人公・宮小路瑞穂の波瀾万丈の学園生活を描いている。少女漫画的世界観にマッチしたグラフィックとストーリー性の高いシナリオ、主人公を初めとする魅力的なキャラクター等が高い評価を受け、更にライバルキャラ・厳島貴子の強烈なツンデレぶりが話題となった佳作。ちなみにソフトハウスが行ったキャラ人気投票では主人公である宮小路瑞穂(男性)が優勝するという快挙だった。

提供職人

 今作において、OPで多数の提供(スポンサー)が参画しているが、その一部を紹介する。なお、このコメントは当記事筆者の主観(妄想)が含まれていることを明記する。検閲されたし。
  • KOEI
 当シリーズの原作「提督の決断」シリーズの発売元。他にもiM@S架空戦記の題材として「信長の野望」「三国志」「太閤立志伝」「大航海時代」シリーズ他多数。

  • 中島飛行機
 ご存知我が大日本帝国海軍の基幹ともいえる航空機の開発を担う職人軍団。「富嶽」「彩雲」「天山」の開発元。また「零戦」こと主力艦戦・零式艦上戦闘機の生産元として最大規模を誇った。
 後世に「すばりすと」なる愛好家が多数輩出されることでも知られる・・・かは定かではない。

  • The Boeing Company
 4発旅客機・爆撃機等大型機の開発に定評がある同盟国アメリカの航空総合メーカー。劇中では中島飛行機と提携し超重爆撃機「富嶽」(B-30)を開発した。
 主な製品は戦時中はB-29 スーパーフォートレス、B-17 フライングフォートレス。
 現在はボーイング777旅客機、F-15E ストライクイーグル、F/A-18E/F スーパーホーネットなど。

  • 大幸薬品 忠勇征露丸
 大阪府吹田に本社を持つ「ラッパのマーク」の社章で広くその名を知られる。用途は胃腸薬(止瀉薬)
 古くは日露戦争の頃から将兵達のお供として重宝される。当時の名称は「征露丸」(現在は「正露丸」)

 なお対米戦の頃、宇垣纏少将に宣伝のオファーが掛かったとの噂があったが、真偽は不明である。一説によると五藤存知少将にも声が掛かったとの歴史研究家の説も実しやかに囁かれたが、本人は一切語ろうとしなかったらしい。

  • 三共 タカジアスターゼ
 開発者兼初代社長である高峰譲吉が麹菌からジアスターゼを抽出し、自身の名の「タカ」を冠してタカジアスターゼと命名して1894年に特許を申請した。用途として胃腸薬、消化剤。胃もたれや胸焼けの治療、防止に服用されている。

 第二次世界大戦当時の聯合艦隊の常備薬として各艦隊の幕僚達は常に携行していたという。各艦隊が活躍すると何故か発注が急激に増加するという奇妙な統計が提出された。

  • バニラシロップは明治屋
 宮内庁御用達の高級スーパーマーケット。バニラシロップは自社開発。

 消費期限は守りましょう。でないと征露丸やタカジアスターゼのお世話になります。

  • 765出版 『バカ(陸軍)でも勝てるカジノ必勝法』 山本五十六著
 後に秋月律子技術中将の佳作を数多く出版した名門765出版であるが、当時は顰蹙モノの著作も多かったようだ(汗)
 とはいえ、極めて実戦的なカジノ攻略法であり著者の山本元長官のモナコ等の経験と出入り禁止とされた実力に裏打ちされた内容は流石としか言いようが無いだろう。

  • 961出版 『ヘッドハンティングの方法』
 美希と宇垣Pが凹みますので自重してください。

  • 『流星』専用 新型魚雷 雪国(仮)
 それを捨てるなんてとんでもない!(高槻大佐的に)うっうー!少なくとも艦艇一隻は沈めましょう

  • 大正製薬 『号砲一発! リポビタンD』
 宇垣Pに薦めたい一品。タウリン1000mg配合。くれぐれもご自愛を……

  • 765出版 『ベガスの歩き方』 山本五十六著
 ……上書と音無中将を連れまわす辺り、退役してからの山本元長官は「かなり」自由奔放だったことが伺える著書である。おそらく印税生活でウハウハだろう(汗)

  • 大本営発表 「食中毒多発!!兵站の確認厳守!!」
 とりあえず調理器具とバニラシロップの管理は徹底しておけ!(一機艦・五藤存知副司令の訓示より)

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