SSその2
初代スレ>>4-5
コピペされたもの
ある日、俺は午後になったあたりから体に妙な違和感を感じていた。
しかし霊感の「れ」の字もない俺は、体調でも崩したか程度に思っていた。
道行く人がたまに俺のほうを見てびっくりするあたり、顔色が非常によろしくないのかもしれない。
こういうときは酒を飲んで早く寝るに限る。
コンビニで引きつった顔の店員から酒を買い、その日は10時前には寝た。翌朝、しっかり寝たはずだが体の違和感は消えていない。
朝の準備を済ませた後でふと昨日は携帯を朝かばんに入れたっきりで、一度も出さずに寝てしまったことを思い出しあわててチェックしてみた。
・・・・・・・留守電11件、しまった、誰か緊急の用事でもあったのか、とりあえず再生せねば
「私メリーさん、今○○駅にいるの」
「私メリーさん、今○○大学の前にいるの」
「私メリーさん、今○○教室の前にいるの」
「私メリーさん、今あなたの後ろにいるの」
「私メリーさん、さっきからあなたの後ろにいるの」
「私メリーさん、あなたの後ろにいるんですけどー、もしもーし」
「もしもーし、メリーさんですよーいい加減気づいてくださーい」
「うー、一日一回くらいは後ろ見るもんでしょ普通!」
「ほらほら、あのおじさんとかめっちゃ私のこと見てるよ」
「な、なんでうつ伏せで寝るの!いいかげんこっちみなさいよ・・・」
「えぅ・・・ぐすん・・・・メ、メリーです、この録音きいたらでいいので後ろみてください」
俺は背後の気配を確認すると、振り向かないで家を出て大学へ向かった。
その日俺の背後には、半べそかきながら後ろをついてくる少女がいたらしい。
221 :水先案名無い人[sage]: 2005/07/10(日) 20:01:26 ID:TSiw/ZPe0
んで振り向いたら殺される?
222 :水先案名無い人[sage]: 2005/07/10(日) 20:02:15 ID:oNWuWCZz0
振り向いたら うとうと寝てるオチ
拍手っぽいもの(感想やら)
初代スレ >>6 >>9-11
VIP板の「ほどよく怖い話」で書かれたSS
今俺の部屋にメリーさんが居る。
無視を決め込む俺に流石のメリーさんも飽きてきたのか、
先程から背後にへばり着くのをやめ、ベッドに寝転り部屋にあったチャンピオンを読んでいる。
しきりにクスクス笑い声が漏れてるところからして、何か面白い漫画でも見つけたらしい。
あとで声掛けてみようかな。上手くいけば一緒に読書会だ。ウキウキしてきた
俺は意を決した。頃合を見計らって後ろを振り向き、声を掛けた。もしかしたら俺はこれで死ぬかもしれない…
「や、やぁメリーさん!(声裏返り)何か面白い漫画あった?」
するとメリーさんは…メリーさんは、俺の所へ駆け寄り、嬉々としてページを広げて見せたのだ。
刃牙だった。どうやらコレが気に入ったらしい。俺も刃牙が好きだったので何だか嬉しくなった。
その後、俺とメリーさんは実に楽しく読書会をした。部屋中の漫画を引っ張り出して。
こんなに楽しかったのは久しぶりで、俺はつい自分の好きな漫画の事を熱く語ってしまったりもしたが、
彼女は「興味津々」という風に、目を輝かせながら聞いてくれた。
こんなに真剣に俺の漫画話を聞いてくれる女の子なんて、初めてだった。
俺は変われるかもしれない。このコとなら――
次第に、そう思い始めていた。
クスクス笑いながら「ここ!ここ凄く面白いよー」と漫画を差し出してくるメリーさんを制し、
俺は言った。「メリーさん!」
いきなりの事に驚いたようで、きょとんとした表情を浮かべているメリーさんに、俺は続けた。
「これからもずっと、俺に憑いていてくれないか?俺、君とずっと一緒に居たいんだ」
メリーさんは一瞬戸惑いを見せたが、すぐに我に返り厳しい表情で…
「な、何言ってんの!ばっかじゃないの!?アンタなんかすぐ呪い殺して、 早く次のターゲットに憑かなきゃいけないんだから!調子乗らないでよね!!」
そして間髪入れずに、彼女の手が俺の首にのびてきた…
ああ、やっぱりそうだよな…でもいいか、このコに殺されるのなら俺は本望だ――
死を覚悟した俺は、そっと目を閉じた。
…しかし、俺の首を掴んだ手には一向に力が入る気配は無く…
微かな震えが伝わってくるだけだった。どうしたんだろう?俺は再び目を開けてみた。
メリーさんは泣いていた。。。
「なんで…なんで殺せないのよ…あたし殺さなきゃいけないのに…!無理なの…殺したく ない…」
ここで終わっているが、実は最後の一行が存在する。
それがこれ↓
って感じのエロゲ知らないか?すげぇ探してるけど見つからない。